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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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発表会の話復活。
発表会後初レッスン。
発表する人のそれぞれの話をした。
とにかく難しい曲を必ず弾く人がいる。1人の持ち時間8分のところ倍くらい弾いていた。
仕上げてくるというより、ここまで譜読みしましたというレベルで弾くから、聞いている方は、なんだかわからない音符だらけを聴いていることになる。
別に聴いている人を楽しませることができるほど他の出演者もスキルが高いわけではないけど、ここまでくると、楽しいより苦しい。
それでもこの人にとっては、これが発表会らしい。
練習不足そのものという人もいる。自分でも認めているけど、弾いている間、音符をひとつひとつ確認しながら弾いていて、譜読み以前であることがわかる。それでも毎回練習不足を認めながら出ている。
今回の私は前回までの長いトンネルと脱したところで、人からのそれなりの評価をいただいた。
私はいつも「仕上げて臨む発表会」だから、ここ数年自分の緊張をコントロールできずに、思い通りに弾けない自分が情けなかった。来年はどうかはまだわからないけど、毎回同じような気持ちで臨む。
望み通りに弾けない自分を悔やむのは当たり前だと思っている

先生が言う、前2例の人の100分の1くらいもらえばいいとか、1000分の1でもいいからもらえとか。
冗談じゃない。発表会は練習の場ではない。高い参加料払って、すぐにわすれられるかもしれないけど、持ち時間の間、ずっと注目され、少なくともその間は、見られ聴かれている。
そこを「練習不足でーす」「難しい曲譜読みしましたぁ」の100分の1をもらって何がうれしい。
すぐに忘れられようとなんだろうと、発表会は、自分の記憶にとどめる時間であり場所である。

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発表会から1週間経って思う。
1曲弾き終えて、2曲目弾き始めでこけて、なんとか立て直して、それからひたすら弾いた。
5分足らずの曲。どんなことがあっても誰も助けてくれない一人だけの場所と音。
なんだか短い旅をしているような気分だった。

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発表会で緊張に負け始めて何年だろう。
負け始めはちょっと違うか。負けたり勝ったりしていた頃もあったけど、負けだけが続いて何年だろう。
聞いている人は誰もそんなこと気にしていない・・違う。
そんなことばっかり言わないで・・・違う。
自分が思うほどではないよ。うまく弾けてたじゃない・・・違う。

弾けているかどうかは、間違いの数ではない。
間違えても納得できるかどうか。
緊張に勝てるかどうか。

長いトンネルに入っていた。抜けられないのではないかと思った。
毎年、今度こそはと思うけど、結局抜けられなかった。

始めて発表会に出た時、年配者ばかりで、何の曲だか分らなかったり、一人で弾き直し続けて10分以上使う人もいて、これが大人の発表会なのだと思った。
その中から、這い上がった。後ろから数えた方が早い順番で弾くことも増えた。目標としている人より評価が高かったこともあった。
それなのに、トンネルが待っていた。
特に去年はひどかった。もがいた。

本番1か月を切ったところで、職場のピアノを借りた。聴かせたいわけではなく、度胸をつけたくて職場の人に聴いてもらった。なぜか緊張しなかった。喜んでもらえた。喜ばせることが目的ではなかったけど、ちょっと良かったなと思った。

そして今日。
去年同様、出番前に逃げ出したくなる瞬間がほんのちょっとあった。
でも、こらえた。

実は、午前中に墓参りに行った。7月13日から盆。ご先祖様が帰ってくると墓が留守になると言われている。
留守でも参ればよいとも言われているから、留守中に行こうかと思っていた。それとも早いけど今日11日にしようか・・・。
昨日、職場にお寺のご住職がいらした。うちの宗派の方だった。墓参りはどうすべきか聞いてみたら、やはり留守中より前の方がよいというので、今日に行った。
苦しい時のなんとやら。両親にお願いした。

出番が来た。
1曲目、いつも躓く出だしを超えた。微妙なところもあったけど、ほぼ問題なく弾いた。こんなのいつ以来だろう。
2曲目。最初から音がずれた。過去がよみがえった。このままになるんだろうか。
数小節で立て直した。ひたすらこらえた。まさに一生懸命だった。

終わった。

席に戻ってきたらいつも通り腰が痛くてしばらく立てなくなった。
やっぱり度を越えた緊張だった。
いつも一緒に出ているご近所さんが、プログラムにいくつか鉛筆で丸を付けていた、私の2曲目に丸がついていた。
帰りにあの丸は何かと聞いたら、いい曲だと自分が弾いてみたいかなと思って。という答えだった。私の2曲目は、いい曲ということだった。弾き手云々ではないかもしれないけど、いい曲だと思ってもらえた。
それと同時に思う。この曲は私の曲だ。何年も弾いてやっとここで披露しただから弾ける私の曲だ。

トンネルをちょっと抜けたと思った。はたして来年どうなるかわからないけど、今年はこれで充分だと思った。
職場の人たちがモニターでみていたようだ。ごまかし上手ともいわれたけど、慰められることはなかった。ごまかし上手上等。
もやもやもなく、うつむくこともなく、間違えを気にせず、前向きに終えた今年の発表会。

いつやめようかと思う自分1回休み。

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発表会が1か月後に迫った本日のレッスン。
おそらくでるだろうなと思っていた、数日前の私の職場の失態。
本件私とは無関係で、職場のどうしようもない爺たちがやらかしたこと。
前代未聞の出来事ではあるけど、そこに居合わせ、それほど被害を受けることもなかった先生。
にもかかわらず、稽古の半分の時間をこの話題に費やされる。
今日は何しに来たかと言えばピアノを弾きにきた。
こんなところにまで職場の失態が及び、私は被害者となる。

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何度同じことを言っているんだろう。

1年も2年も同じ曲を練習して、今までは2年あるいは3年に1回くらいは、たとえ間違えても自分が納得すればいいと思えることもあったのに、ここ4~5年ほど、まったく緊張をコントロールできず、逃げたくなるほどで、それでも、「今年こそは」と思うのに、やっぱり直前になる弾くことどころかその場に立つことそのものが苦痛になって、そんな自分に失望している。
緊張をコントロールできない自分、ただそれだけ。うまく弾けるかどうかではなく、そこだけ。

暗譜すればいいんだよ。間違えないように弾こうと思うからだよ。うまく弾けなくても〇〇さんは、あーあ今年はだめだったってそれだけだよ。
って問題なのか。

私だってあーあ今年は・・・だったこともあったんだよ。たかが発表会なんだから。
でも、今は何でこれで出続けてるんだってことも含めて、私にとっては精神的に不健康な趣味になりつつあるんだよ。

出なければいいんだ。やめればいいんだ。だって趣味なんだもの。

間違えても適当に弾いていた頃もあった。そんな時に間違えないように弾けと言ったくせに。

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