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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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私は寝つきはよいほうだけど、なかなか寝られない日もたまーにある。
羊を数えるなんてことはせず、私がよく洋服を買っている店の、スタッフの在籍年数とかそんなものを数えたり、やめた子を思い出したりという、果たしてこんなやついるだろうかというようなことをして、入眠する。
先日、寝られない日に、なぜか、昭和の遊具を思い出した。ほんとになぜかである。
思い出したのは遊動円木。
どれくらいの人が、この言葉を聞いて「どんなものか」思い出すだろう。
幼稚園の時に、これはあった。
あった場所もよく覚えている。2階が講堂になっている建物の1階部分は、空洞で、遊具があって、屋根があるから雨の日でもここで遊べるようになっていた。
砂場や滑り台に混ざって、遊動円木があった。
昭和の遊具「遊動円木」
2~3メートルの長い座面があり、左右を金属棒で、吊ってある。
この左右に誰かが立って乗って、漕ぐ。
座面には、5~6人が跨るか横座りする。
左右の漕ぎ手だけでなく、横座りメンバーも、座面にある落下防止の金属の手すりをつかんで左右に体を傾けて漕ぐ。
結構風を切るほどの速度と左右の揺れが生じる。
建物の1階だから壁があって、座面がぶつかるのではないかと思うほどに揺れる。
ブランコ大好きな私は、これもそれなりのお気に入りで、数人かに混ざってこれで遊んだ。
場面緘黙だったけど、なんとなく誰かに混ざることはできたようで、無言で笑うことなく揺らしていたように思う。
という、この遊動円木を、寝つきの悪い日に思い出した。
子どものころからブランコの揺れにも強かったけど、乗り物に強かった私。
ただ、歳を取って、なんとなく平衡感覚が鈍くなってきているように思う。
そうなると、頭の中の遊動円木が揺れて、あまり気分がよくない。振り払おうとしても消えてくれない。昔のように楽しくなく苦痛である。
この頃、日常的にこいつの揺れが頭に浮かぶ。

昭和の遊具って、こんな大胆なものがたくさんあって、危険な遊具たちとして紹介されていたりする。シーソーも砂場も回転塔も、今の子は、思い出すこともないんだろう。
ってことは、頭から離れなくて不快ということもないわけか。

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