おとーさんは、生まれて(?)初めてメイクされた。
生きてきたそのまんまのおとーさんだった。
写真は、かなり昔のだけど、私とかーさんが、過去最高の写り具合だと言ったら、遺影はこれと自分で決めていた。
小さいからちょっとぼけたけど、かーさんの時の失敗が教訓となって、とても評判がよかった。
予想していた人数をはるかに上回る大人数の人たちが集まってくれた。
教えてもらった手順通りできた。
式場でもらったあいさつ文は、こんなのその通りに読む人がいるんだろうかと思えるようなお粗末なものだったから、自分で考えた。
ほめてよ、おとーさん。
明日もう1つ挨拶して、そして、本当にお別れ。
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