2010/01/28 (Thu) それぞれ

やっと私たちに新型インフルエンザの予防注射の順番がまわってきた。
「やっと」というのは、いかにも「待ってました」という感じだけど、まわってこなければそれはそれで仕方ないとも思ってはいた。
優先順位はもう忘れちゃったけど、乳幼児の接種が始まるかどうかの頃、テレビに、
「子供だけでなく、勤めに出ている主人も感染すれば、子供が危ないから、主人の順番も」云々言っている人が出ていた。
重い病気を抱えているというのでなく、とにかく乳幼児は感染したら危ないからという理由で、「子供」中心の意見になっていた。
そこから辿って行くと、この人のご主人が感染しないために、会社の人たちも先に、さらに・・・と、結局、誰が優先なのかわからなくなりそうだ。
我が家はおとーさんが高血圧の薬をもらっているので、疾病を持つ高齢者としての順番をいただいた。
だからって、おとーさんが感染しないよう、私も・・というわけにはいかない。
体力のない命にかかわる人が優先と言われれば、私は後でもいいですというしかない。
別に予防注射なんてしなくても・・って人も多いし、接種したら感染しないってわけでもないけど。

今日は、午前中ヨガに行って、専業主婦の私の友達に、今日は予防注射に行くという話をしたら、真っ先に子供が感染したけど、それほどひどくならなかった。別にやらなくてもと言う。
私は、何年か前季節性インフルエンザで自分が担当していた仕事があったため、かなりたくさんの人に迷惑をかけたし、自分もそれをかぶった。

命にかかわることではないけど、みんないろんな事情を抱えて、災禍なく日々を送りたいと思う。
何が言いたいのだろう私・・・子を持つ母も、年寄りと仕事を持つ私も、それぞれ何かを抱えているから、目の前で「乳幼児は優先順位が高いの。子供は大切なの。何でも融通して」と言われるのも嫌だし、まわりに迷惑をかけない仕事をしようと思っているのに、「大したことないから罹ったって平気」と言われるのも嫌だってことだけね。