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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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今日は市内の川掃除の日だった。
このあたりは小さい川がいっぱいあるので、毎年、川に入って草取りをしたり藻を取り除いたりしている。
・・といっても、私は、適当に自分の家の周りの草取りをする程度。
掃除の連絡の回覧板が回ってきたあと、川に入って生態系を崩すと生き物が云々だから気をつけましょうみたいなのも来た。
昔は飲料水にも使われていた我が家の裏の川に、何人かが入って掃除をしていたら、「生態系」にうるさい、このあたりの「自然を守って景観をどーたらこーたらするNPOの人」が、やたらに川に入るな、草を取るな、川の藻の下に生き物がいるから、藻も掃除するなと言ってきた。
草取りをしていた日焼け対策のため「帽子」「メガネ」「マスク」で、顔がまったくわからないおばさんが、
「そう言われても、ここに住んでるのは私たちなんだから、余計な虫も出るし草ボーボーになるってのに、そうじゃない人になんだかんだ言われてもねぇ、ねぇ」
と、かなり文句を言って、険悪ムードだった。

私が我が家の裏に生えた草を取っていたら、
「この大きい葉っぱはつわぶきだから残したら」
と、お向かいの人に言われたので、
「じゃそーします」
と言って、そのまま放置した。
でも、その後、やたらに取るなと言っていたNPOの人が川に入ってきて、全部取っていた。
一応我が家の敷地なんだけど・・。

つわぶきをそのままにしたらと言っていたおじさんは、以前、とてもうるさくて安眠妨害していた猫の飼い主だ。
そのまた隣の親族が、
「あの猫どーした、いなくなったよね」
と聞いたら、死んでしまったと言っていた。
やっぱり、朝方川に落ちたあの日にそのままだったんだろうか。
質問したおじさんは、
「あーれさ、あちこちで糞をするし、臭いしでさ、近所で評判悪かったよね」
ともろに飼い主に言っていた。
死んじゃってからでなく、生きてるときに言えばいいのにと思った。
人間だったら、亡くなった後、そーいうことは言わないのにね。

その後、我が家の裏のしばらく使っていないタイルの流しに藻が詰まって水がいっぱいたまって、すごいことになっているのを発見した。
3ヶ月くらい前は、こんな風じゃなかったのに、雨が多くてこーなったんだろうか。
掃除をするために一大決心がいるような状態だった。
生き物すべて苦手な私は、藻の下にすでに「生態系」ができていたら、どうしようかと思ったけど、何もいなかった。
きれいになったタイルを見たら、結構レトロでおしゃれだったことに今頃気づいた。時々掃除しなきゃだ。
取り除いた藻の始末をちょっと考えて、「川に生態系」を守るために、どさっと流しておいた。
なんでも理屈をつけりゃいいさ。

川掃除は大人の社交場であった。

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