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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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何回かこの話はここでしたような気がするけど・・・
かーさんが、病気になって、入院しているとき、病棟の看護師長(当時は婦長さん)が、おとーさんを何度か慰めてくれていた。
そのうちのひとつに、かーさんの病棟に入院している患者さんは、軽症の人が多いけど、他の病棟にいると、もっともっと悲惨な例があって・・そんな話があった。
確かにそう、私たち家族は、それまで本当に「平凡」な生活をしてきた。
それが普通だと思っていた。
同じ病室の人の何人かはご主人や息子さんを亡くしていた。
そう考えれば、かーさんも私たち家族も幸せだったんだなと思う。

ただ、「病気」になったかーさんは、やっぱり幸せではなかった。
では、「もっと悲惨」と言われた家族と自分たち家族では、どっちが・・・。
それは比較することではないと思った。
患者さんはみんな、そしてその家族はみんな、自分たちに降りかかった災いと闘っていた。
そのうちの誰と誰を比較すれば、どちらが大変で・・というのはないと思った。
私は、以降、今の自分たちを他の人と比べるのをやめた。

今日、ヨガに行った。
帰りにヨガ仲間から、病気で奥さんを若く亡くしたご主人が、3人の子供を残して自殺したという話を聞いた。
私は、自分の周りに、自殺した人はいない。
ただ、かーさんだけでなく、遠い近いはあるものの、何人かの友人知人を病気で亡くした。
比較という意味ではなく、身近な人を亡くすという意味のショックと残されたご家族のことを語るつもりで、何年か前に亡くなった私の友達の話を始めると、
「それは病気だから・・・」
そう言われた。
とても違和感を感じた。亡くなった友達のご主人からの喪中のはがきには、「無念です」とあった。
子供を残したから、自ら死を選んだから大変で、病気は仕方ない・・そんな・・・。
以前にも、亡くなった彼女の話をした時に、それに対する反応はなく、
「私の友達は自殺した」
と即答された。

なんでだ?
それぞれの死を感じて欲しい、それぞれのその時は、他の人のその時とは、別物なのに。

自分の愛する身内が病死して、自殺よりいいと言われて楽になる人がいればね、別だけど。

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