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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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おとーさんが亡くなって1ヶ月半、明日は四十九日。

一人で仕切った私にとって、かーさんの親族のあれやこれやは、絶対忘れられない。
自分が留守にしていたことを棚に上げて叔父たかつぐは、
「長男に一番先に連絡しなかった」
と言って、葬儀に来なかった。

祖父の法事の時の高齢となった叔父叔母の会話を覚えていた。
「自分たちの時はもうお互い呼ばないことにしよう」
おとーさんは、彼らにとって義理の関係だ。
まず、叔母よしこは、それ以前に、うちのおとーさんが叔父の法事に行かなかったことをねにもっていて、
「仕事があるのよ」
と即答した。
高齢の叔父叔母に連絡はするものの、皆遠方なので、
「みなさんがおっしゃっていたように、大変だから来ていただかなくても大丈夫です」
彼ら彼女らは、これがかわいげがないのだそうだ。
いくつになっても彼ら彼女らにとって私は、子供だ。
でも、ボケ始めていたおとーさんとの生活はすでに逆転していた。
私は、とりあえず一般的なことは出来る娘でなく中年になった。

そして、5人兄弟のうち、2人だけ来た。
そのうち叔父としゆきには、受付の補助を頼んだ・・それだけ頼んだ。
我が家周辺は町内の組関係も崩壊していて、お手伝いしてくださったのは1件だけだった。その他は葬儀屋のスタッフに頼んだ。

私は四十九日は、近くに住む父の兄だけ来ていただこうと決めていた。
ところが、次男としゆきが、叔父叔母に声をかけた。
かわいげがないの何の言っていた叔母てるよにメールで来てもらうように言えと言われたけど、葬儀に来ないであれこれ言っている人に来てもらうつもりはないからと拒否した。
それでも二男としゆきは、4人引っ張り出した。
叔父一人だったら食事云々も考えずに何とかしようと思っていたけど、人数が増えたからその手配もして、お返しもすべて整えた。

人数が増えるたびに、これまでの経緯が表に出てきてケンカになった。
この兄弟は、祖母が亡くなった時、殴り合いのケンカをした。
残された祖父がかわいそうで泣いた。
法事の時は、遠方の叔父が先に帰ると、いなくなった叔父の悪口に花を咲かせていた。

私はいつも黙っていた。部外者だった。

でも、今回は、当事者であり、被害者だと思った。
私は、日常的にはクレーマーであり、時々刺されるんじゃないかと思うほど言葉に毒がある。
それが表に出た。初めてこの人たちに対して表に出した。
1か月前のケンカの後、メールを送った。
叔父としゆきはキレた。そのメールを叔母てるよにも転送した。
叔母てるよはもめていると察知して、四十九日はいかないと二男としゆきに言った。
叔父としゆきも行かないと決めたらしい。
私は、それでもよかった。
でも何も言ってこない。
そして、昨日、電話をした。
こちらの用事があるから行かないと言うから、怒ったからでしょうと指摘した。
もちろんそうだと答えた。

こちらはごく内輪でやるつもりだったのに、葬儀にも来なかった親族に声をかけて勝手に人数を増やしておいて、こちらの準備お構いなしに、

「行かない」

二男としゆきは、前々から、黙って約束を破る。お邪魔すると言っても来ない。自分勝手な奴と言われてきた。
私は言った。
「それは、私のメールに頭に来たから逆襲か?怒ったら自分が集めた親族が来なくても、連絡する必要はなく、私が今日電話しなかったら、私はあなたたちが来るものと思って、ずっと来るはずの4人をお寺で待ち続けていることは考えなかったのか」
「それは悪かったと思うけど。お前のあのメールは・・・」
「今からすべてをキャンセルするわけにいかない。人数を集めよ」
来てほしくなかった。それでも無理やり引っ張り出すしかなかった。
結局この夫婦だけが来る・・はたして来るか?

ずっと連絡を取らなかった、今回もめごとを回避した叔母てるよに電話した。二男としゆきは、
「葬式は俺が取り仕切った」
「近所と会社の人がたくさん手伝っていた」
と話を作っていた。
叔母てるよから、
「あなたは頼った相手を間違えた」
と言われた。来なかった奴に言われた。

真っ先に仕事があるのよと答えた叔母よしこと、
「来てほしいと言われれば行くのに、かわいげがない」
と言っていたというので、よしこからは
「仕事があるとまず言われた」
というと、初耳だったらしい。

叔母てるよは、叔父の介護をしている。
私が来ていただかなくても大丈夫ですからといった理由の中にはそれも含まれていた。
家でやっていた仕事の廃業届に追われ、自分だって一人(同居家族いる)、叔母よしこだって叔父が亡くなった時は一人(同)。
一人になったら大変なことがもっとあるという。
では、私に大変を作ったのは親族でも仕方がないのか。

私たちは、明日縁が切れる。

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