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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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今日は、年に1回の市の川掃除。
昨日、町内の人がパソコンの勉強に来たから、
「明日川掃除ね」
っていったら、サボろうと思うと即答した。
いかにもサボりそうなババだとは思ったけど、本当はサボると「3000円」徴収されるはずなんだけど、だんだん形骸化している。

さて、8時半開始と言っても、だいたい早起きさんがいて、さっさと始めている。
おかげで、我が家の裏にある川の周りの雑草は、私がのこのこ形だけ「軍手」で出て行ったら、きれーになっていた。
川掃除と言っても、去年から、「川の中の植物を大切にしなければならない」という、町の運動家の主義主張が通っているので、川に入ってはいけないらしい。
元々私は川になんか入らないけど、余計やることが少なくなったので、自分の家の周りの雑草をちまちま取っていた。
そこに皮肉家のじじいが出てきて、
「おじょーさんにやっていただいて・・」
と、当然この「おじょーさん」は年齢を指すのでなく(年齢をさされたら「ばばあ」に決まっている)、日常的にぐーたらで何もしない私を指すことは、私がどんなに間抜けでもわかる。
確かに我が家はかーさんがいたころは、かーさんが出て、亡くなってからは、とーさんが出て、とーさんがボケてから「最後の切り札である私」が出なければならなくなったけど、それでもここ数年家の周りの草取り姿を人々の目に焼き付けているつもりだったのに、物忘れの激しい皮肉屋のじじいだ。
そこで、山積みになった雑草を片付けながら、虫がいると、
「おじさーん、虫虫、きゃあきゃあ」と助けを求め(ほんとに助けてほしかった)、
「お宅のつつじは満開で美しい」
とか、
「ちょっと前に咲いていたボタンはやっぱりサイコーだ」
とか山ほど持ち上げた。

じじいは間抜けなので、それだけで「えへんえへん」と嬉しそうに、虫をひっつかんで、川に投げ、我が家のつつじの剪定方法など弁舌ふるうのであった。

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