Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
かーさんは、頭にふた文字つくほど、人の面倒を看ることに手の抜けない人だったので、全く手を抜かずに、お姑さんの面倒に追われる数十年を送り、自分のためにもっともっと生きるはずだったのに、病気になって、今度は私たち家族に遠慮しながら3年闘病して亡くなった。
おとーさんは、待ってましたの定年を迎え、これからは自分勝手で時にかーさんと一緒の余生を楽しく送る予定が、かーさんが病気になってしまったため、計算外の余生となり、私と2人になってからは、自分の生活圏はたたみ1畳にコンパクトに収まり、人との交渉も少なく、趣味もなく、娘に怒られながらもすがりつくような生活をして、当然のようにボケて、では、娘にその負担を強いることになったかと言うと、そこまでへろへろになる前に、突然体調を崩して、たった5日の入院で亡くなってしまった。
ボケた人は、人格も変わる。
おとーさんは、私に迷惑をかけることを気に病みながら、かわいそうなほど気弱になった。
そんなおとーさんが亡くなる数週間前、一緒に夕食を取っていた私を見て言った。
「お前には幸せに生きてもらいたいよ」
幸せだったかどうかは個人の価値基準にもよるけど、私が思う両親は、決して「満足」な生活は送れなかったと思う。
残された私は、様々な場面で毒を吐きながらも、それなりに生きている。
はたして、こんな風に生きていいのだろうか、彼らは私の今を許してくれるだろうか、見捨てないだろうか、怒らないだろうか、そう思いながら、この1年・・正確にはあと半年後に一つの結果を出そうと思っている。
おとーさん、これからの「私の幸せ」は、計画通りに生きることばかりを考えて生きていたあなたの「計画」の範囲を超えてはいませんか?それでも「私の幸せ」を認めてくれますか?
おとーさんは、待ってましたの定年を迎え、これからは自分勝手で時にかーさんと一緒の余生を楽しく送る予定が、かーさんが病気になってしまったため、計算外の余生となり、私と2人になってからは、自分の生活圏はたたみ1畳にコンパクトに収まり、人との交渉も少なく、趣味もなく、娘に怒られながらもすがりつくような生活をして、当然のようにボケて、では、娘にその負担を強いることになったかと言うと、そこまでへろへろになる前に、突然体調を崩して、たった5日の入院で亡くなってしまった。
ボケた人は、人格も変わる。
おとーさんは、私に迷惑をかけることを気に病みながら、かわいそうなほど気弱になった。
そんなおとーさんが亡くなる数週間前、一緒に夕食を取っていた私を見て言った。
「お前には幸せに生きてもらいたいよ」
幸せだったかどうかは個人の価値基準にもよるけど、私が思う両親は、決して「満足」な生活は送れなかったと思う。
残された私は、様々な場面で毒を吐きながらも、それなりに生きている。
はたして、こんな風に生きていいのだろうか、彼らは私の今を許してくれるだろうか、見捨てないだろうか、怒らないだろうか、そう思いながら、この1年・・正確にはあと半年後に一つの結果を出そうと思っている。
おとーさん、これからの「私の幸せ」は、計画通りに生きることばかりを考えて生きていたあなたの「計画」の範囲を超えてはいませんか?それでも「私の幸せ」を認めてくれますか?
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