2012/05/03 (Thu) ドラマチックじいさん

仮住まいの隣に住むおじいさんのところに、大家さんと一緒に入居のご挨拶に行った時、私を間に挟んで、大家さん（高齢のおばあさん）とおじいさんが、老人会のお金を２度払ったとか、１００円高かったとかでもめていて、帰りに大家さんが、「偏屈じじい」と私に言った。
見た目は偏屈ではないけど、ご挨拶の品をさっさと受け取るあたりなかなかお金と品物に積極的な「即物的なじいさん」なんだなと思った。
耳が遠いというけど、それなりに聞こえている様子はうかがえる。ただテレビの音は結構大きく、特に演歌はどでかい音で聴いている。
ほとんどNHKだけしか見ないらしいが、結構ドラマチックな音楽が聴こえてくるので、なんだろうかとこちらもNHKを見てみたら、テンペストだった。
うちのかーさんは時代劇といっても勧善懲悪水戸黄門とか大岡越前とか毎回「これみよ」みたいな番組が好きだったけど、それに比べるとこのおじいさんの方がレベルも高くドラマチックな人のような気がする。
私も日常的に毒を吐いているので、テレビ番組もその手（どの手）、好きな音楽もその手（だからどの手）かと思われそうだけど、どちらかというと人間主体のドキュメンタリー番組が好きで、音楽も流れるような一般的に「きれい」と言われる曲が好きである。
ひょっとしたら隣同士案外気があってるのかもしれないと思うものの、お金の話はしたくないである。