2012/05/21 (Mon) 双方信用

何の仕事でも何の業者でもそうだし、私ももちろんそうだけど、内と外の顔がある。
最近は、ブログをもつ会社も多くなって、当然、私のこのブログのような「言いたいこと三昧」なんていう会社があるわけもなく、だいたい褒めたたえる、会社を誇る、失敗をちょっと語ってみるなんていうのが主流であろう。
私が家を依頼する業者は、若いのが多いからだろうけど、熱いことが好きなようで、自分の熱さ、仕事の熱さ、技術の誇りなんてのがつらつら並ぶ。そしてイベント好き。
自分たちが持つ下請け業者や大工さんも、いいぜうちらの仲間たち的にいつも誇らしげである。
が、実際、それらの仲間たちが同様に考えて、常に、親分の忠誠心を誓って、絶対「大丈夫な会社」と考え、間違いないからこれからもついていこうと思っているかというと、そうでもないらしい。
簡単にそんな声が聞こえてくるあたり、若いもんは、もうちょっと地固め足固めしなきゃだな。
そして、熱く語るわりに、案外早く自分の会社を後にするってのが多くて、定着していないから、熱く語るもやがてさめていく。

この業者は、まさに信用すると施主が「信者になる」とのうわさも多くあるし、それに近い人を見ることもある。
何に対しても斜めで猜疑心の固まりである私は、逆に信用していないからさって声を聞くと、
「それ見ろ」
と思う。
だったらなぜここで建てるかと聞かれると、シュンとするけど。