2012/07/24 (Tue) 思い起こせば

２ヶ月前、手首が痛いなぁ、ひねったかなぁと思う数日を経て、その痛みはどんどん増していった。
それほど真剣にでもなくネットで調べていたら、ヒットしてしまった腱鞘炎。
それから、レーザーをあてたり薬を飲んだり湿布したり・・・治るという医者の言葉と、何年もそのままだという同じ症状の人の言葉とどっちを信用するかといえば後者で、手のことに趣味と仕事が集中し、それを取ったら何も残らないような私にとって、テレビだけの日々は苦痛以外の何物でもなく、途方に暮れ、病院を変えて、
「私なんかよりもっと痛かったりひどかったりする人もいるのに、自分は我慢がないのかもしれないけど云々」生活環境を訴え、その医者には、
「何も我慢しなくたっていいんじゃないの」
と言われて、注射に踏み切り、すぐによくなるという医者の言葉は当たらず、１週間余悶々とし、そしてやがて２週間というところで、痛みが軽快し、「痛くなくなったら何やったっていい」という医者の言葉より「注射は根治療法ではないから再発する可能性が高い」という言葉を信用し、ここだなと思う手首の炎症箇所の痛みを若干残すのみでも、テーピングはいまだはずせず、ビニールの工業用のテープで皮膚が蒸れたからかテーピングを外して寝ている間に蚊に刺され、泣きっつらに蜂ってのはこのことかと思いながらも、その上からまたテーピングする。

そんなこんなで２９日の発表会前最後のレッスンに行った。
いつもおなじみの上級の人と一緒になり、お互い聴きつ聴かれつ。
先方はショパンの幻想即興曲でプログラム最後から３番目の１７番、一方私は中だるみの１３番にグラナドスのワルツを４曲も欲張る。
また指先が冷えて、わけわからなく緊張する自分が、まだちょっと遠くに見える５日前。