Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
あまり信じてもらえないけど、私は、初めて集団の中に放り込まれた幼稚園の頃、ほとんど口をきかない子供だった。
そういえばこの話は、前にも書いたけど、年長組の時は、担任の先生が私を残して、対話形式で、私が発した言葉を手紙にして、母に持ち帰らせてくれた。
小学生の頃も、その延長だった。少しずつ年齢を重ね、自分を変えようと、それなりに努力した。
そして高校時代はクラスのまとめ役だった。
だからと言って、完全に昔の自分がなくなったわけではなく、今でも人見知りである。
海の見える職場で、新しい担当の若い子たち30名弱を迎えたとき、だいたい一人二人、仲間に入りにくいなと思う子がいる。
今回もいた。
女子の多いクラスの中で、同性はそういうことに辛辣である。
真面目に勉強している様子がうかがえるものの、「質問しよう」というそのこと自体が、彼女にとって、とても勇気のいることだと、こちらもわかる。
真面目と理解力はあまり比例せず、わからないまま固まってしまうことも多いものの、隣の子との接触や会話も少ない。
自分が彼女と同級生だったらどうだろう。
18・19歳の私は、すでに彼女と同じような性格ではなかった。
18・19歳は、積極的に人をいじめる年齢からは脱しているものの、みんなで仲良くやろーよという熱い年齢でもない。
そして、彼女と仲良くなることはなかっただろうし、最近のいじめ云々に語られるように、一緒にいたら、自分もいじめられたり、仲間はずれにされたり(ハブにされるっていうのか)するのは嫌だから、たぶん彼女との接触は避けているだろうと思う。
とはいえ、私は、大人である。いつまでも未熟者だけど、それなりの経験はしてきた。
今日は、テストだった。途中退出を許可すると、彼女は最後まで残ってしまった。誰も彼女を待っている子はいない。ただ、真面目なだけに、やるべきことは最後までやっておこうという気持ちはけなげであった。
先週あたりから、
「なんでもわからないことは質問してね・・でもしにくいんだよね?」
と子供の頃の自分を被らせて彼女に行った。
彼女から、あいている時間もここで勉強していること、わからないことはいつどうやって質問したらいいかと聞かれた。
といっても私はここに週1回しか来ていないし、余分な時間をここで許されるような仕事ではない。
だいたいこれまでも予定通りに進めなければならないから、遅れてしま彼女をほったらかしにしたことも事実である。
そんなわけで、まとめて書いておいて、あるいは手紙にしてでもいいから、私のいる時間に聞いてもらいたいとしか言えなかった。
ただ、彼女の今の立場からすると、あと1年半、ここで過ごすのはそれなりにストレスだろうなと思った・・ずっとそういう環境だっただろうけど。
私の昔も含めてちょこっとそんな話をして、つらいよね・・なんてことを言っていたら、ぽろっと泣いてしまった。
ホントをついたかなと思った。
肩をポンポンと抱いて、送り出した。
私が彼女だったら・・やっぱり我慢だ。できるかどうかわからない我慢だ。
今だからそんなこと言えるけど、かーさんに守られている頃だったら「もうやめる」だったかもしれない。
まぁ少しも力になれないけど、気持ちを救い上げたいように思った。
怒ってばかりいる私。情けない今日この頃。
もしかしたら彼女に自分を映して、自分を救い上げたかったのかもしれない。
いろんなもやもやはあるけど、もうすぐ終わる大きなチャレンジは、すでに大人年齢の私を成長させた・・と思いたい。
そういえばこの話は、前にも書いたけど、年長組の時は、担任の先生が私を残して、対話形式で、私が発した言葉を手紙にして、母に持ち帰らせてくれた。
小学生の頃も、その延長だった。少しずつ年齢を重ね、自分を変えようと、それなりに努力した。
そして高校時代はクラスのまとめ役だった。
だからと言って、完全に昔の自分がなくなったわけではなく、今でも人見知りである。
海の見える職場で、新しい担当の若い子たち30名弱を迎えたとき、だいたい一人二人、仲間に入りにくいなと思う子がいる。
今回もいた。
女子の多いクラスの中で、同性はそういうことに辛辣である。
真面目に勉強している様子がうかがえるものの、「質問しよう」というそのこと自体が、彼女にとって、とても勇気のいることだと、こちらもわかる。
真面目と理解力はあまり比例せず、わからないまま固まってしまうことも多いものの、隣の子との接触や会話も少ない。
自分が彼女と同級生だったらどうだろう。
18・19歳の私は、すでに彼女と同じような性格ではなかった。
18・19歳は、積極的に人をいじめる年齢からは脱しているものの、みんなで仲良くやろーよという熱い年齢でもない。
そして、彼女と仲良くなることはなかっただろうし、最近のいじめ云々に語られるように、一緒にいたら、自分もいじめられたり、仲間はずれにされたり(ハブにされるっていうのか)するのは嫌だから、たぶん彼女との接触は避けているだろうと思う。
とはいえ、私は、大人である。いつまでも未熟者だけど、それなりの経験はしてきた。
今日は、テストだった。途中退出を許可すると、彼女は最後まで残ってしまった。誰も彼女を待っている子はいない。ただ、真面目なだけに、やるべきことは最後までやっておこうという気持ちはけなげであった。
先週あたりから、
「なんでもわからないことは質問してね・・でもしにくいんだよね?」
と子供の頃の自分を被らせて彼女に行った。
彼女から、あいている時間もここで勉強していること、わからないことはいつどうやって質問したらいいかと聞かれた。
といっても私はここに週1回しか来ていないし、余分な時間をここで許されるような仕事ではない。
だいたいこれまでも予定通りに進めなければならないから、遅れてしま彼女をほったらかしにしたことも事実である。
そんなわけで、まとめて書いておいて、あるいは手紙にしてでもいいから、私のいる時間に聞いてもらいたいとしか言えなかった。
ただ、彼女の今の立場からすると、あと1年半、ここで過ごすのはそれなりにストレスだろうなと思った・・ずっとそういう環境だっただろうけど。
私の昔も含めてちょこっとそんな話をして、つらいよね・・なんてことを言っていたら、ぽろっと泣いてしまった。
ホントをついたかなと思った。
肩をポンポンと抱いて、送り出した。
私が彼女だったら・・やっぱり我慢だ。できるかどうかわからない我慢だ。
今だからそんなこと言えるけど、かーさんに守られている頃だったら「もうやめる」だったかもしれない。
まぁ少しも力になれないけど、気持ちを救い上げたいように思った。
怒ってばかりいる私。情けない今日この頃。
もしかしたら彼女に自分を映して、自分を救い上げたかったのかもしれない。
いろんなもやもやはあるけど、もうすぐ終わる大きなチャレンジは、すでに大人年齢の私を成長させた・・と思いたい。
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