2012/11/18 (Sun) 家の灯り

４月から９月まで半年住んでいた仮住まい。
私が入居する前は、
「あんなとこそんなに簡単に決まらないからあわてなくてもいいよ」
なんてことを言われ、実際、そのとおり、あせることもなく、時期が来てすんなり入居した「人気のない物件」だった。
これは見た人ならわかる、「だーれが借りるかこんなとこ」というくたびれた家だった。

案外落ち着く家だなと思ったこともあり、我慢だったこともありだったけど、何よりも「孤軍奮闘していた半年を包んでくれた家」という感謝も思い出もしみ込んませて、新居に戻ってきた。

私が出た後、案外すんなり次の入居者が決まったと聞いた。この家にふさわしいお年寄りらしい。
夕方ここを通ったら、灯りが見えた。
住んでいる人がいるんだなという気持ちより、自分もこんな風に、生活している灯りを外に向けていたんだなとしみじみ思った。

半年・・・引っ越して、住んで、帰ってきて。すべて一人だった。
あっという間にここに戻って来たけど、私の今年は本当に本当に特別な１年。

今日は、ピアノの先生たちのコンサートに行ってきた。
ちょっと間違えすぎでしょ。