Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
結局元に戻ってくるかもしれないけど、電柱は、やっぱり言ってみなければ始まらないと思った。
かーさんが病気になった時、信心深いほうではないけど、私は、人を見るとどこが悪いかわかる、まぁいうなれば霊感的なものを持つという人のところに行った。
その人は私を見て、屋敷内に杭のようなものが刺さっていると言った。電柱じゃないかと言ったら、不確実で、同意は得られなかったけど、庭に毎朝塩をまくように言われた。
おとーさんも決して信心深い人ではなかった。でも、この時は藁をもすがりたい気持ちだったんだと思う。毎朝、おとーさんは塩をまいていた。電柱の周りも。
かーさんもずっとこの電柱を嫌っていた。
出してもらいたいと言っても、まるで規則であるかのように、難しいと言われ続けた。それは単に、自分たちが代替え地を探すのが難しいだけだろうということもわかったから、うまく行っても行かなくても、やっぱり私がトライしてみなければいけないことだと思った。
両親に、ちょっと頑張って交渉してみるねという挨拶の線香をあげようと思ったけど、扱いが乱雑なので、めったに火をつけたことがなく、マッチはやすりが擦り切れていて火がつかなかった。
だめぢゃん。
かーさんが病気になった時、信心深いほうではないけど、私は、人を見るとどこが悪いかわかる、まぁいうなれば霊感的なものを持つという人のところに行った。
その人は私を見て、屋敷内に杭のようなものが刺さっていると言った。電柱じゃないかと言ったら、不確実で、同意は得られなかったけど、庭に毎朝塩をまくように言われた。
おとーさんも決して信心深い人ではなかった。でも、この時は藁をもすがりたい気持ちだったんだと思う。毎朝、おとーさんは塩をまいていた。電柱の周りも。
かーさんもずっとこの電柱を嫌っていた。
出してもらいたいと言っても、まるで規則であるかのように、難しいと言われ続けた。それは単に、自分たちが代替え地を探すのが難しいだけだろうということもわかったから、うまく行っても行かなくても、やっぱり私がトライしてみなければいけないことだと思った。
両親に、ちょっと頑張って交渉してみるねという挨拶の線香をあげようと思ったけど、扱いが乱雑なので、めったに火をつけたことがなく、マッチはやすりが擦り切れていて火がつかなかった。
だめぢゃん。
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