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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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夏の発表会完結。
16人のところ2人減って、予想通り最後の人が欠席したんで、私がトリ。
ここ何年か緊張するものの、よくわからない「自信」があって、それに後押しされていた感がある。
今年は、どーもその「自信」とやらがなく、2人前が欠席して、前の演奏者が弾いているあたりから、自分の緊張の度合いがピークに達しているなぁと感じた。
鍵盤の軽さと2年ずっと眺めてきたのに譜面がうまくかみ合わず、数小節手足がバラバラになった。
仕方なく、最初から弾きなおすことを決めた。その後は、「記憶」はあまりないけど、なんだかするする弾き終えた。周囲からは、立派に持ち直したし、弾きなおしてよかったと言われたけど、記憶がないだけに、なんだかなぁという気持ちも残った。
日常的に自信というものがさっぱりな私だけど、やっぱり自信は中身がなくても持たないといかんなぁと思った。
とりあえず終わった。次の曲を決めなきゃだな。
来年、弾くときは、ここがまだ自分の職場だろうか。そして、まだ仲の悪い2人ねーちゃんたちは残っているのだろうか。

弾き直し数回の、「弾き直しの女王様」と客席では隣通しだった。
この人は、プログラムの順番にいつもこだわっている。
確かに後半に上級者(私は中級です)が来ることが多いものの、その歳によっては、年齢若い順なんてこともあった。
その時は、この女王様、高校の同級生なのに、自分がその人より数人後ろだったことから「同い年なのに」と不満そうだった。
今日は、いつもゴールデンシューズでやってくる金ぴかなおばさんが自分より2人前だったので、
「あの方は前は私より後ろだったのに今度は前だわ」と私に言う。
1人か2人の順に何をそこまでこだわるんだと思うけど、きっとこの人にすると、ゴールデンシューズより、自分の方が評価が高くなったと言いたいのかなと思った。でも私は、「順番なんてその時で色々ですよ、年齢順の時もあったし」なんてことを言ってしまう。女王様は自分が年齢順にこだわったことなど忘れたようだった。
そしてゴールデンシューズは、いつもあまり品の良くない旦那らしき奴と一緒に来る。
今回は途中で止まってしまい、ステージから先生に訴えかけた演奏者を、夫婦で笑い飛ばすという非常に品のない行動をとっていた。
私も弾きなおしたけど笑ったかどうかは知らない。早く帰ってきたので、ウォーキングしながら、もし自分が笑われたら、「爺ババうるせーよ」とかなんとかステージから言い返せる自分になりたいなんてことを考えていた。

余談
家で最後の練習をしているとき電話が鳴った。北海道の海産物屋だった。
「北海道の海産物屋だったんですけどね」
という。
「だった」なら過去形で、今は違うんだろうから、売っちゃだめだろうと屁理屈を言いたかったけど、1万500円の何たらかんたら言いだしたから、「んなものは、いらん」と言って切った。海産物が嫌いだから胃酸逆流するよーになったんだ私は。
「なんとかかんとかでよろしかったでしょうか」という言葉がおかしいとよく言われる。
過去形言葉をはじめとして嫌いなのは「違かった」「おもる(おごる)」「ってか」などである。
また思い出したら並べよう。

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