Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
私の職場は今建物の改修工事中で、通常部屋を貸したり、ホールで催し物を主催したりするけど、そのすべてを休んでいる。仕事はしているものの、通常より量も少ないので、この機会にと研修が時々入る。
今日は、私たちの部署を統括する上が来て、企画書の書き方云々の研修だった。
何度か出てきたけど、4月からここに新規採用でありながら最初から副なんとやらという役職を持つ30歳ちょっとの若い男子が来ている。
前職でも、何らかの役があったのか否かは不明であるものの、この人最初から「自分はここである程度の責任ある立場になるんだ」という気持ちを持っている。
とはいえ、内部的な事務処理、部屋の予約、イベントチケットの販売あたりは、初めてのことなので、チーフという冠を付けられてしまった私は、彼に対しての仕事のレクチャーをするようにという命を受けた。
とりあえず副なんとやらになる人は、細かい事務仕事をするわけではないけど、一通り仕事の流れを覚える必要があるからと、この職場の上から言われた。
そこで、私は、自分も覚えきれていないものを含めて、あーだこーだと数日かけてレクチャーした。さて、部屋の予約システムをやってみようかと言うと、これまでにも全く別の業種ではあるものの、部屋の予約を取っていたという経験があるので、「それはすぐ覚えられると思う」などと言って、そんなに時間をかけなくてよいというようなことを言う。
私は、この予約システムがとても苦手で、今でも引っかかることが多い。
「私はこれ、大変でしたけどね、覚えるの。」そうも言ってみたけど、糠に釘、豆腐になんとやらだった。
さすがにその自信たっぷりな態度が鼻についたので、ここの一番上に、いい意味も悪い意味も含めて「こー言ってました」と報告したら、「ずいぶん自信あるんだねぇ」という上の答えだった。
さて、実際に操作が始まった。
躓いた。自分の今までの手順とは違うだけでなく、その後の、書類の扱いや、領収書の書き方まで、ちーともわからない。ついでにレジ打ちもなかなか覚えられない。
領収書なんぞ、こちら宛か先方宛の出し方の区別も、印紙を貼ることも、その印紙に割り印を押すことも、意味が分からない。
何度やっても、領収書のあて名の考え方が身につかないらしい。
確かに熱心に仕事を覚えようという気持ちもあるし、質問も多い。
ただ、思っていたように身についてはいかない。
そして、今日の企画書研修。
彼も新人として、私たちと同レベルで受けることになる。
一番前に座った彼は、時々、女子の方を見て、研修の講師である統括する上の指示を「わかってます?」というように表情をうかがう。これまでの熱心さは好感度的には高かったけれど、今日のこの態度で、レベルが下がった。
「あなたも新人なのよ、今日は」
なのである。
実際に作った企画書は、私たちと同レベルの幼い何のとりえもない代物だった。
それでも、その後も、あっちを向き、こっちを向きして、上に対して「僕は、みんなをまとめてますよ」というアピールに余念がなく、「ほら、言ってみたらいいですよ」ってな意見催促までして、うっとうしい。
研修前は、こっちがあれだけ言ったことを忘れて、間違い処理もして、相手に迷惑をかけたばかりだというのに。
この施設の良いところ悪いところを上げよという全員に向けた問いに、いくつか回答が出たところで、
「事務処理が煩雑」という意見を彼は出し、「あれとこれと、領収書と、料金の先払いと、利用キャンセルの還付は煩雑」
という、まさに自分がちーとも理解できないところを「煩雑」というはんこを押して並べ連ねた。
完全な民の会社から来た人間は、すぐにこうして官が絡む施設に対して「簡単処理」だの「自由な振る舞い」だのと、それがどういうことかわかってないことを言う。
一生懸命なのは認めるけど、理解力は期待外れ。
そして、彼にとっても、自分より年上の女子が、「ほら、僕はあなたの上司ですよ」という裏付けのない自意識に対して、辛辣で、心が狭いということは、計算外だったかもしれないけど。
今日は、私たちの部署を統括する上が来て、企画書の書き方云々の研修だった。
何度か出てきたけど、4月からここに新規採用でありながら最初から副なんとやらという役職を持つ30歳ちょっとの若い男子が来ている。
前職でも、何らかの役があったのか否かは不明であるものの、この人最初から「自分はここである程度の責任ある立場になるんだ」という気持ちを持っている。
とはいえ、内部的な事務処理、部屋の予約、イベントチケットの販売あたりは、初めてのことなので、チーフという冠を付けられてしまった私は、彼に対しての仕事のレクチャーをするようにという命を受けた。
とりあえず副なんとやらになる人は、細かい事務仕事をするわけではないけど、一通り仕事の流れを覚える必要があるからと、この職場の上から言われた。
そこで、私は、自分も覚えきれていないものを含めて、あーだこーだと数日かけてレクチャーした。さて、部屋の予約システムをやってみようかと言うと、これまでにも全く別の業種ではあるものの、部屋の予約を取っていたという経験があるので、「それはすぐ覚えられると思う」などと言って、そんなに時間をかけなくてよいというようなことを言う。
私は、この予約システムがとても苦手で、今でも引っかかることが多い。
「私はこれ、大変でしたけどね、覚えるの。」そうも言ってみたけど、糠に釘、豆腐になんとやらだった。
さすがにその自信たっぷりな態度が鼻についたので、ここの一番上に、いい意味も悪い意味も含めて「こー言ってました」と報告したら、「ずいぶん自信あるんだねぇ」という上の答えだった。
さて、実際に操作が始まった。
躓いた。自分の今までの手順とは違うだけでなく、その後の、書類の扱いや、領収書の書き方まで、ちーともわからない。ついでにレジ打ちもなかなか覚えられない。
領収書なんぞ、こちら宛か先方宛の出し方の区別も、印紙を貼ることも、その印紙に割り印を押すことも、意味が分からない。
何度やっても、領収書のあて名の考え方が身につかないらしい。
確かに熱心に仕事を覚えようという気持ちもあるし、質問も多い。
ただ、思っていたように身についてはいかない。
そして、今日の企画書研修。
彼も新人として、私たちと同レベルで受けることになる。
一番前に座った彼は、時々、女子の方を見て、研修の講師である統括する上の指示を「わかってます?」というように表情をうかがう。これまでの熱心さは好感度的には高かったけれど、今日のこの態度で、レベルが下がった。
「あなたも新人なのよ、今日は」
なのである。
実際に作った企画書は、私たちと同レベルの幼い何のとりえもない代物だった。
それでも、その後も、あっちを向き、こっちを向きして、上に対して「僕は、みんなをまとめてますよ」というアピールに余念がなく、「ほら、言ってみたらいいですよ」ってな意見催促までして、うっとうしい。
研修前は、こっちがあれだけ言ったことを忘れて、間違い処理もして、相手に迷惑をかけたばかりだというのに。
この施設の良いところ悪いところを上げよという全員に向けた問いに、いくつか回答が出たところで、
「事務処理が煩雑」という意見を彼は出し、「あれとこれと、領収書と、料金の先払いと、利用キャンセルの還付は煩雑」
という、まさに自分がちーとも理解できないところを「煩雑」というはんこを押して並べ連ねた。
完全な民の会社から来た人間は、すぐにこうして官が絡む施設に対して「簡単処理」だの「自由な振る舞い」だのと、それがどういうことかわかってないことを言う。
一生懸命なのは認めるけど、理解力は期待外れ。
そして、彼にとっても、自分より年上の女子が、「ほら、僕はあなたの上司ですよ」という裏付けのない自意識に対して、辛辣で、心が狭いということは、計算外だったかもしれないけど。
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