2015/03/09 (Mon) お話ししましょう

パソコンをお勉強に来る人たちと仕事をしていた頃、いつも自分の近頃を報告したり相談したりしていた、私が「おとうさん」と呼んでいる人がいた。
もちろん年齢的には「お兄さん」なんだけど。
近くの職場だったし、「おとうさん」の自宅も近かったしで、辞めてからも、よく買い物途中にばったり会ったりして、しばらく話し込んだ。
またこっちに戻ってくればいいのにと何度か言われたけど、いろんな理由でそうもいかなかった。それでも面白い仕事だったことは確かなので、懐かしく思った。
家を建てている頃は、現場までよく見に来てくれたし、完成後も引き渡し前に、まず、見てもらった。
そんな「おとうさん」があまりいい病気ではないと、ちょっと前に、同じように勉強に来ていたお仲間から聞いた。といっても、このお仲間は「いい人」なんだけど、ちょっと理解力に乏しいので、「おとうさん」も細かいことは話さなかったらしく、「あんまりいい病気じゃないらしいけど、教えてくれないから、見舞いも控えたい」と話していた。
そして今日、初めて「おとうさん」の病気がわかった。すでに２回手術して、予定より入院も伸びるらしい。何よりも、誰よりもショックなのは、「おとうさん」本人だろうけど、やっぱり私もショックだった。
スポーツジム皆勤賞で、いつもトレーニングウェアのままパソコンを叩いていた「おとうさん」。何年かかけて検定１級を取った「おとうさん」。これからも様々なものを積み重ねながら、年齢を重ねていけますように。
また、お互いスーパーの買い物かごを転がしながら、お話ししましょう。