2016/01/31 (Sun) ひそかに

冬の発表会。
以前は、発表会まであと何日だのなんだのと、ここで自分にハッパをかけるようにつぶやいていた気がする。
去年の夏の発表会があまりにも納得できない不出来なもので、言うのも面倒くさくなっていたような、言ってもうまく弾けないような。

さて、今回は、恒例の小さい場所での発表会だし、小難しい曲を弾くようなものでもない。
ということで、ブルグミュラー１８から大雷雨とゴンドラの船頭歌の２曲。
指がもつれそうな前曲とゆったり表現する後曲。
当然私にとって難しいのは、前曲。
ってことで、午前中リハーサルとしていただいた１０分も前曲にほとんどの時間を費やす。後曲は、１回弾いたら、ノーミスだったんで、まぁこんなもんかなというところ。

そして、午後から本番。
私は後ろから３番目。一番後ろは講師と連弾する関係者だから、夏の定位置後ろから２番目と同等。
昨日、仕事でみかこに頭に来ていたから、緊張する時間になったら、みかこを利用して、そっちに頭を向けて緊張を忘れようと試みた。ほんの少しうまくいった気がしたけど、前に出たら、鍵盤どこだっけと一瞬迷って、紹介文を読まれている間に、ちょこっと音出してみたり。
弾き始めた大雷雨。ちょっと詰まったけど、まぁなんとかなった気がした。そして２曲目。その何とかなった、とりあえず難しいほうが終わったと思ったら、逆に気持ちが緩むどころか緊張してしまって、左手がわからなくなった。
どうも人から落ち着いているように見えてしまうため、緊張して間違えているというより、最初から弾けないと思われてる気もする。

それでも、夏のことを思えば、上出来かもしれない。
間違えても満足するとき、間違えたらそれだけで嫌になるとき。
だとすれば、今回は満足かもしれない。
満足度を上げるためには、「うまく弾ける」ことより「もっと緊張をコントロールできる自分」になることだとつくづく思う。