Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
私の家を建てた工務店のボスは、建築士でありデザイナーである。この会社をここまでにした人だから、当然、普通ではないものをたくさん持っている。
ただ・・・最初から最後まで、どーも好きになれなかった。
昨日、ここに登場した俳優同様、私が好きだろうと嫌いだろうと何の問題はないだろうけど・・・。
私は、自分が一番と思う人に馴染めない。自分に自信がないから、そう言い切る人の感覚に馴染めない。ついでに完璧だと思う奴も、人からの支持絶対だと思う奴も苦手。
さらに、目的は何であれ(よろしくないと思われる会社によって被害者が出ないようにとか、そんなことをおっしゃるようだけど、犯罪ではないんだから、好きなようにさせればよい。それで満足しているところを、お前、間違ったところで家建てたぜ、高い金払って損したよなぁ。そこんとこうちの会社で建ててたら相当安くていい家だったのに、残念だよな・・・なんて言われたかないだろし施主は)、他社、他作品批判がえげつないというのもやめてほしい。
だったら、私はなぜそこで家建てたよと言われたら、担当の営業だったり、過去の作品にみる何とかだったり、そんなこんなで決めてしまったのである。
隣の芝生は青い・・・つまり、自分が依頼した業者以外が良く見えたり、ボスがいい人に見えたりするわけで、私に見えていることがすべてではないだろうけど、普通の家というより、店舗デザインに長けていて、私がとても好きな業者がある。
町中の店舗も「あっ、ここ、この業者の手がけた店だよな」とだいたい見当がつく。そして、その人が手掛けることがわかると、どんなふうになるんだろうかといつもワクワクしていた。
少なくとも、この業者の、このボスのブログは、「他者批判」をしている暇はなさそうだった。
そして、過去に自分の家を紹介する番組で、自分の失敗を「えへへ」と語っていたところも、「俺がやること間違いないぜ」ではなくて、逆にほっとして、好感度が上がったりした。
・・・そのボスが亡くなっていた。
会ったこともない人だけど、もう、この人の手がける作品を二度と見ることができないんだと思うと、とてもショックだった。
今日は、電車に乗って買い物に行った、残念ながら最近開拓した店に、買いたいものがなかった(この店は、接客がべったりで、良くも悪くも客に言いたいことを言い、買わないとそっけなく送り出される)。電車で1時間の距離にあるこの店も、さらにこの店が入るショッピングセンター内の飲食店とか、複数の店を亡くなった彼が手がけていた。
洋服は買わなかったけど、この店と同じオーナーの路面店をまわり、ついでにカフェにも寄ってみた。新装オープンしたカフェの人があいさつに来てくださったので、亡くなった彼のことを聞いてみた。何の病気だったかもわかった。
なんだか、亡くなった人をたどる旅になったような気持ちになった。
ある意味、財産だったよな彼は・・と思う。
一度も会ったことがないのに。
私の家を建てたボスは生きてます。
ただ・・・最初から最後まで、どーも好きになれなかった。
昨日、ここに登場した俳優同様、私が好きだろうと嫌いだろうと何の問題はないだろうけど・・・。
私は、自分が一番と思う人に馴染めない。自分に自信がないから、そう言い切る人の感覚に馴染めない。ついでに完璧だと思う奴も、人からの支持絶対だと思う奴も苦手。
さらに、目的は何であれ(よろしくないと思われる会社によって被害者が出ないようにとか、そんなことをおっしゃるようだけど、犯罪ではないんだから、好きなようにさせればよい。それで満足しているところを、お前、間違ったところで家建てたぜ、高い金払って損したよなぁ。そこんとこうちの会社で建ててたら相当安くていい家だったのに、残念だよな・・・なんて言われたかないだろし施主は)、他社、他作品批判がえげつないというのもやめてほしい。
だったら、私はなぜそこで家建てたよと言われたら、担当の営業だったり、過去の作品にみる何とかだったり、そんなこんなで決めてしまったのである。
隣の芝生は青い・・・つまり、自分が依頼した業者以外が良く見えたり、ボスがいい人に見えたりするわけで、私に見えていることがすべてではないだろうけど、普通の家というより、店舗デザインに長けていて、私がとても好きな業者がある。
町中の店舗も「あっ、ここ、この業者の手がけた店だよな」とだいたい見当がつく。そして、その人が手掛けることがわかると、どんなふうになるんだろうかといつもワクワクしていた。
少なくとも、この業者の、このボスのブログは、「他者批判」をしている暇はなさそうだった。
そして、過去に自分の家を紹介する番組で、自分の失敗を「えへへ」と語っていたところも、「俺がやること間違いないぜ」ではなくて、逆にほっとして、好感度が上がったりした。
・・・そのボスが亡くなっていた。
会ったこともない人だけど、もう、この人の手がける作品を二度と見ることができないんだと思うと、とてもショックだった。
今日は、電車に乗って買い物に行った、残念ながら最近開拓した店に、買いたいものがなかった(この店は、接客がべったりで、良くも悪くも客に言いたいことを言い、買わないとそっけなく送り出される)。電車で1時間の距離にあるこの店も、さらにこの店が入るショッピングセンター内の飲食店とか、複数の店を亡くなった彼が手がけていた。
洋服は買わなかったけど、この店と同じオーナーの路面店をまわり、ついでにカフェにも寄ってみた。新装オープンしたカフェの人があいさつに来てくださったので、亡くなった彼のことを聞いてみた。何の病気だったかもわかった。
なんだか、亡くなった人をたどる旅になったような気持ちになった。
ある意味、財産だったよな彼は・・と思う。
一度も会ったことがないのに。
私の家を建てたボスは生きてます。
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