Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
昨日のイベントは市制記念ということで、市の職員も運営に携わっていた。
その名簿の中にとても懐かしい名前を見つけた。
小学校の頃、とにかく常に一緒にいて、クラス公認(?)の友達だったみきこ。
小学校の4年間、中学でも1年、同じクラスですごした。
中学時代の彼女は、私に比べるとちょっと色気もあって、私を少し後に残して成長していった。
それでも何かと同じグループで過ごした。たとえば遠足とか。
高校になって離れ離れになったけど、私の高校と彼女の高校は向い合せだった。
ゆえに、通学路でもよく会った。
彼女は、そのままエスカレーター式に地元の短大に進み、私は上京した。
メールはなかった時代だから、手紙のやりとりをした。
入学して間もない頃、彼女が上京するという手紙をもらった。
どういう経路で来るかわからなかったから、とにかく当日を待っていた。
お節介なうちのかーさんが、先方のおかあさんに尋ね、大学の寮で新入生の何とやらがあって、そのまま上京するという話だった。
私は夜まで待った。なかなか連絡が来なかった。
20時頃、連絡があって、新宿で飲んでいる(未成年です)から来ないかという。
少なくとも彼女は高校からの友達もいるだろうけど、私はその人たちを知らない。
おまけに田舎から出てきたばかりの私は、この時間に新宿に一人で出ていくことはできなかった。
私は、誰も知らないからというと、当時は携帯がなく、公衆電話からかけていた彼女の電話は、「10円玉が・・・」を最後に、途中で切れた。
それっきりになった。
手紙も来なくなったし、年賀状も来なかったし、電話ももちろんない。
私も出さなかった。
だって、待っていたのは私だもの。
お互いのことを何も知らないまま、この歳になった。
彼女のこの日の役割がわかっていたので、会いに行けば会えたと思う。
でも、あえてそうしなかった。
今更私が縁をつないでも何も変わらない。そんな気がした。
これまでにも何回かニアミスはあった気がする。
もしかしたら、先方は気づいていたかもしれないけど、私は気づかなかった。
これからも、私の名前を見かければ、少しだけ彼女も眉を動かす。そんなところでいいんじゃないかと思う。
その名簿の中にとても懐かしい名前を見つけた。
小学校の頃、とにかく常に一緒にいて、クラス公認(?)の友達だったみきこ。
小学校の4年間、中学でも1年、同じクラスですごした。
中学時代の彼女は、私に比べるとちょっと色気もあって、私を少し後に残して成長していった。
それでも何かと同じグループで過ごした。たとえば遠足とか。
高校になって離れ離れになったけど、私の高校と彼女の高校は向い合せだった。
ゆえに、通学路でもよく会った。
彼女は、そのままエスカレーター式に地元の短大に進み、私は上京した。
メールはなかった時代だから、手紙のやりとりをした。
入学して間もない頃、彼女が上京するという手紙をもらった。
どういう経路で来るかわからなかったから、とにかく当日を待っていた。
お節介なうちのかーさんが、先方のおかあさんに尋ね、大学の寮で新入生の何とやらがあって、そのまま上京するという話だった。
私は夜まで待った。なかなか連絡が来なかった。
20時頃、連絡があって、新宿で飲んでいる(未成年です)から来ないかという。
少なくとも彼女は高校からの友達もいるだろうけど、私はその人たちを知らない。
おまけに田舎から出てきたばかりの私は、この時間に新宿に一人で出ていくことはできなかった。
私は、誰も知らないからというと、当時は携帯がなく、公衆電話からかけていた彼女の電話は、「10円玉が・・・」を最後に、途中で切れた。
それっきりになった。
手紙も来なくなったし、年賀状も来なかったし、電話ももちろんない。
私も出さなかった。
だって、待っていたのは私だもの。
お互いのことを何も知らないまま、この歳になった。
彼女のこの日の役割がわかっていたので、会いに行けば会えたと思う。
でも、あえてそうしなかった。
今更私が縁をつないでも何も変わらない。そんな気がした。
これまでにも何回かニアミスはあった気がする。
もしかしたら、先方は気づいていたかもしれないけど、私は気づかなかった。
これからも、私の名前を見かければ、少しだけ彼女も眉を動かす。そんなところでいいんじゃないかと思う。
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