2017/02/23 (Thu) 丁寧

ピアノが今の先生になってから、ハノンを勧められて、子供のころ使って変色した数百円で買ったやつで練習を始めた。
ものすごく不真面目で練習嫌いだった子供時代は、当然ハノンなんて真面目にやっていなかった。５０番あたりで最初に戻って（どこで戻ったかは覚えていなかったけど、丸がついていた。それより先は手が小さかったから弾けなかっただろう。）、スタッカートとか付点アレンジで弾いたりした記憶はある。
ハノンに関しては賛否両論ある。こんなものやっても役に立たないとか、つまらないとかそんなこんな。
面白くはないけど、もしかしたらうまくなるかもしれないという淡い期待。弾けないものが弾けるようになるかもしれないというわずかな望み。
そして、やるんだから順番に最後までやろうという、時々むくむく沸き起こる几帳面な気持ち。
とりあえず、今日で６０番まで終えた。
先生から、最後までやる人はなかなかいないと言われた。そうなのか。
うまくなったか、できるようになったか・・・と聞かれると、何とも言えない。
それでも、１回に１番ずつではなく、分割しながら、数年かけて、最後までやった。大人になってハノンを最後までやった。
よくわからないピアノ根性。ここに丁寧さが加わると、もうちょっと上達するんじゃないかなと思う。丁寧・・・几帳面とは違う、私にとってなかなか縁のない言葉。