Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
私は子供のころ、検定とか資格と言うものに縁がなかった。やれ書道何級だとか段だとか、珠算がなんだとかいう話を、関係ない耳で聞いていた。
とりあえず検定資格としては、大学時代になんとか英検2級までは取った。
中学時代に3級を取っていた。この時は、家庭教師などという高級なものがついていて(本当は2人で一緒に勉強してたけど1人が家庭の事情で転校してしまってマンツーマン)、英検もお願いして勉強させていただいたので、周りの「あたし英語得意!」と公言する子たちが落ちている中、合格して「あたしはあなたたちより勉強したんだもの」という顔になったことがある。
2級で止まったけど。なんでも1級は難しいものだ。
そんなわけで、大人になるまで、ほとんど検定とか資格とかあまり縁がなかったというのに、パソコンの資格取れるものはなんでも取れという仕事に就いてしまった時に、鬼の形相で、日々勉強して、とにかく取れるものはなんでも取った時代がある。
パソコン資格と言うのも、これまたさまざまあって、同じ級でも、難易度も知名度も違う。取りやすい1級というのがあって、これを真っ先にとって、どーだ1級だぞ・・・と言いたかったけど、これは商業高校の子が学校で取っているようだった。
数年前、専門学校の生徒とパソコンでかかわったときに、彼ら彼女らは、「あたしなんだかっていう検定3級」とかなんとか言うのだけど、さて、自分の検定が何か聞くと「わからなーい」と答える。
さすがに1級を取る子は、それなりに自覚もあるから、わかっている子もいたけど。
そういえば、新卒で就職した銀行時代に、年下同期の商業高校出身の子が「学校で英検2級取った」という。よく聞いてみると、「実用英語検定」ではなく「商業系」の英語検定というのがあるらしい。
難易度としては、こちらの2級と実用英語の3級が同程度なのだそうだ。
そんなこんなで、若い彼ら彼女らは、高校で取った検定や資格を、必須科目的にとらえていて、さて?これはなんでしょうか?というレベルだった。
そう、若いころは。
私は今、経理半分営業事務半分である。特に簿記の資格を持っているわけではないし、数字は苦手だけど。一緒に経理をやっているゆりこさんは、簿記は持っていないけど、キャリアも長いから、しっかり実務能力を身に着けている。ゆりこさんによると、別の職場で経理をやっていて、去年異動してきたミッキーさんは、「簿記1級」を高校3年生の時に取ったと言っているとのことだった。
私は2つの理由で驚いた。簿記1級・・・そんじょそこらの簡単な高校生が取るパソコンの検定1級とは違う。そんなのを高校生で取ったって?
もう1つ。簿記1級にしては・・・知識がないではないか。
ゆりこさんも同意見だった。
そこで、調べたところ、高校生が取る日商ではない簿記資格があるらしい。もちろん、これだって難しいだろうけど、商業高校に通う、まだ将来的に海の物とも山の物ともわからない子が取る資格である。日商との差は歴然。
さて、高校を卒業したばかりのまだこれから履歴書PRして仕事しますという子ならいざしらず、何度も履歴書を書いたことがあるだろう中年女子ミッキーさんが、「私簿記1級です」と言ったら、書いたら・・・どうなんだろう。
もちろんそれだけの仕事をさせる職場に自分から飛び込んだわけでもないから、その資格を重視して、採用されたこともないだろうし、だいたいそれだけの資格を取っていれば、別の道だって選べただろう。
資格。受けるからには受かりたい。金払うし。だから勉強もするし。そして、すべてが実務に結びつくとは限らないけど、受けた・受かったという経験は、それなりに自分の力になっている。
そうであれば、取った自分の資格を正しく理解するのは当たり前。
履歴書を書くようになったら、自分の資格は見直すべき。どういう資格か人に説明だってできなければ。そして一般的な評価ぐらいは知っておくべき。
ミッキーさん・・・できる人だって聞いてたんだけど。まだわからないだけかも。そう思って1年余が経過してしまった。簿記1級堂々と宣言して、相手を納得させてしまうような仕事をしていただきたいものだ。
とりあえず検定資格としては、大学時代になんとか英検2級までは取った。
中学時代に3級を取っていた。この時は、家庭教師などという高級なものがついていて(本当は2人で一緒に勉強してたけど1人が家庭の事情で転校してしまってマンツーマン)、英検もお願いして勉強させていただいたので、周りの「あたし英語得意!」と公言する子たちが落ちている中、合格して「あたしはあなたたちより勉強したんだもの」という顔になったことがある。
2級で止まったけど。なんでも1級は難しいものだ。
そんなわけで、大人になるまで、ほとんど検定とか資格とかあまり縁がなかったというのに、パソコンの資格取れるものはなんでも取れという仕事に就いてしまった時に、鬼の形相で、日々勉強して、とにかく取れるものはなんでも取った時代がある。
パソコン資格と言うのも、これまたさまざまあって、同じ級でも、難易度も知名度も違う。取りやすい1級というのがあって、これを真っ先にとって、どーだ1級だぞ・・・と言いたかったけど、これは商業高校の子が学校で取っているようだった。
数年前、専門学校の生徒とパソコンでかかわったときに、彼ら彼女らは、「あたしなんだかっていう検定3級」とかなんとか言うのだけど、さて、自分の検定が何か聞くと「わからなーい」と答える。
さすがに1級を取る子は、それなりに自覚もあるから、わかっている子もいたけど。
そういえば、新卒で就職した銀行時代に、年下同期の商業高校出身の子が「学校で英検2級取った」という。よく聞いてみると、「実用英語検定」ではなく「商業系」の英語検定というのがあるらしい。
難易度としては、こちらの2級と実用英語の3級が同程度なのだそうだ。
そんなこんなで、若い彼ら彼女らは、高校で取った検定や資格を、必須科目的にとらえていて、さて?これはなんでしょうか?というレベルだった。
そう、若いころは。
私は今、経理半分営業事務半分である。特に簿記の資格を持っているわけではないし、数字は苦手だけど。一緒に経理をやっているゆりこさんは、簿記は持っていないけど、キャリアも長いから、しっかり実務能力を身に着けている。ゆりこさんによると、別の職場で経理をやっていて、去年異動してきたミッキーさんは、「簿記1級」を高校3年生の時に取ったと言っているとのことだった。
私は2つの理由で驚いた。簿記1級・・・そんじょそこらの簡単な高校生が取るパソコンの検定1級とは違う。そんなのを高校生で取ったって?
もう1つ。簿記1級にしては・・・知識がないではないか。
ゆりこさんも同意見だった。
そこで、調べたところ、高校生が取る日商ではない簿記資格があるらしい。もちろん、これだって難しいだろうけど、商業高校に通う、まだ将来的に海の物とも山の物ともわからない子が取る資格である。日商との差は歴然。
さて、高校を卒業したばかりのまだこれから履歴書PRして仕事しますという子ならいざしらず、何度も履歴書を書いたことがあるだろう中年女子ミッキーさんが、「私簿記1級です」と言ったら、書いたら・・・どうなんだろう。
もちろんそれだけの仕事をさせる職場に自分から飛び込んだわけでもないから、その資格を重視して、採用されたこともないだろうし、だいたいそれだけの資格を取っていれば、別の道だって選べただろう。
資格。受けるからには受かりたい。金払うし。だから勉強もするし。そして、すべてが実務に結びつくとは限らないけど、受けた・受かったという経験は、それなりに自分の力になっている。
そうであれば、取った自分の資格を正しく理解するのは当たり前。
履歴書を書くようになったら、自分の資格は見直すべき。どういう資格か人に説明だってできなければ。そして一般的な評価ぐらいは知っておくべき。
ミッキーさん・・・できる人だって聞いてたんだけど。まだわからないだけかも。そう思って1年余が経過してしまった。簿記1級堂々と宣言して、相手を納得させてしまうような仕事をしていただきたいものだ。
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