2017/09/03 (Sun) こんなことで

午前中、町内の防災訓練。
今回は、去年までと形式が変わっていて、それについてのあらかじめ連絡があった。
今までは、自分たちの組が集まって集合場所に向かい９時から消火器とか放水とか、地味に訓練して、非常食をもらって帰るという、意味なさそうなやつ。
今年は、意味あるかどうかは別として、９時に地震発生を想定して、まず、家の玄関とか門扉に黄色いリボンを結ぶ。「うちは大丈夫だから他の家を助けてくださいね」という印なんだそうで。
それから、組の一時避難場所に集合して、全体の集合場所に向かう。
ところが、この案内をみんな読まない。いつもと書類が違うのに読まない。
だから、うちの組のおばさんが８時４０分位になると、「行こう行こう」と誘ってくる。
他の組なんぞ、もう集合して、列になって歩いていく。
ってことは、この人たちは９時に地震が起きる前に、地震を予知して非難しちゃってるってことか。
「行こう行こう」のおばさんに、読まなきゃダメだよと、年下の私が言って、一旦帰ってもらい、それでもなんだかあまりにみんなが出てくるものだから、結局、５分前行動になってしまった。
元町内会長さんのところなんぞは、やはりしっかりしていて、一時避難場所で待機していた。

さて、現場に到着すると、他の組のうるさいばあさんが、「行こう行こう」のおばさんに、「あんたたち遅いよ、組長さん来てるよ」という。うちの組長さんは、黄色いリボンを出している家の数を数えてから行くというので、まだ来ていない。いいかげんなばばあだ。
このばばあの組は大所帯で、結局、何も読まずに集まった予知能力と、読んでその通りに行動したしっかり者とが半分に分かれてしまい、もっとも集まりに手間取っていた。つまり一時避難場所で待ってるのに、先にばばあが行っちゃったからこういうことになってしまった。

集合してからは、今までより丁寧に炊き出しの米の炊き方とか消火器とか発電機操作とかそんなこんなをやって、解散。
うちの組の何でも一生懸命な奥さんは、今日は欠席だったけどそのかわりにご主人と子供さんが出てきて、あまりやりたい人のいない発電機操作までやっていた。本当に家族みんな一生懸命な人たちだ。きっとうちのかーさんが生きていたら、この人たちと仲良くしたがっただろうと思う。

それにしても、来年からは、まず、何をすべきか読んでから行動しようぜみんな。
とりあえず、自分はまだボケていないらしいと実感した今日。