2018/08/05 (Sun) 表現とがんがん

ピアノリサイタルに行ってきた。
この人の公演は、２年前に招待券もらってオールモーツアルトを見たけど、今回は、ロマン派のいろいろで、私としては、今日の方がずっと好みだった。
はるか昔、ピアノ教室の私の担当だったおかま先生（男だと自分で言っていた）が、担当になって初のレッスンの時に、やりかけのモーツアルトを弾いて、それから数回仕上げるまで弾いた後、もうちょっと表現する奴を弾いたら、「やーモーツアルトと全然違う。びっくりした」と言った。
つまり、私はモーツアルトは向かないと、自分でも思ってたけど、実際そうらしい。
ということで、聞く耳としても、やっぱりロマン派なのだな。

曲は全然知らないけど、ショパンが好きだから、うちの職場のクラシックイベントはベートーベンじゃなくてショパンにしょうと直訴したり、え？ベートーベンもロマン派なの？とかいっているうちの職場のみっきーさんと同じように、隣のおばさん２人が、次は「ショパンよ、ショパンよ」とプログラム見て言っていたけど、終わったところで、その前の曲がダイナミックだったものだから、なんだか物足りなそうだった。
そういえば、うちのボスがショパンの曲を何も知らずに、みっきーさんがベートーベンをショパンに変えよと言ったことにあきれてたっけ。

以前の私も表現するピアノにこだわって・・・というより好きで弾いてたけど、この頃、少しがんがん弾きたい感じになったのと、表現ピアノは、行間が広い（私表現）ので、本番で、緊張すると、どうしようもなくなるのに比べて、がんがんは、どこがどうなのか間違えてもわからない感じにもなるから、一度がんがんにながれてしまうと表現に戻ってこれなくなる。

今日のアンコールのトロイメライと亜麻色はどっちも好んで弾いた曲だけど、行間広いなぁ。今となってはこっちの方が難しいかも。