2018/08/20 (Mon) 手当たりしだい

温泉に行った。
なんというか、この温泉に行ったとか風呂に行ったとか電車に乗って買い物に行ったとかそんなこんなの一言が、簡単だけど、実際簡単なところに行っているので、それ以上も以下もない味気なさ。

昼過ぎに２回目に入ろうとしたら、脱衣所で、よくしゃべるおばさんがいた。話し相手は、ですます調で、決して知り合いという感じではなかった。たぶん、このおばさんが話をしたかっただけだなと思った。
風呂に浸かっていたら、入ってくる人がいた。話をしている時は顔を見なかったけど、直感的にこの人、さっきのおばさんだなと思ったら、やっぱりそうだった。
「今日はすいてるねぇ」と来た。
面倒臭かったけど、そうですねだけでもちょっと微笑んでおけば怒られることはないよなと思って、返した。怒られることなく、「今日、夕飯何にする」と来た。
初対面の人に夕飯かよ。
「まだわかんないですねぇ」と答えたら、
「私なんてさ、１日中夕飯のこと考えてるの。何にしようかって、いつも困るのよねぇ」
という。
話しかけられると出にくいなぁと思っていたら、話だけしてさっさと出て行った。

ところが、風呂から出て、テレビの前で涼んでいたら、また来た。
「あっお姉さん」という。
本当にお姉さんだと思っているわけではなく、ありがちな、だれでも「お姉さん」と呼ぶタイプの人だろう。
もっともっと話し出した。
「血糖値がね上がったから運動しなさいって言われて、ここのジムに通い始めたのよ。でも結局食べ物よ。食べるもの気をつけたら血糖値下がったのよ。ジムに入るとここのお風呂入れるの知らなかったんだけどね、今は、ジム全然行ってない。風呂だけ。何回くらい来る？」
私「月１回ですかねぇ」
おば「仕事してるでしょ。それじゃあねぇ。私なんか１日中家にいるから、あれもあったこれもあったって食べちゃうのよね。毎日来てるのよ」
そこに、アイスの自動販売機でアイス購入の人現る。
おば「アイスもいいねぇ、私食べにくいからモナカしか食べないのよ」
と、牛乳を飲みながら言う。

牛乳は食前に飲むと血糖値が上がらないって話があるけど、それも関係なさそうだし、アイスも食べたそうだし、食事はどんなことに気を付けてるんだろう。

今回は、遠慮なく、私が先に立ちあがって、そこで会話はおしまい。