Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
もう7年くらい前になると思う。
よくここで海の見える職場と記していた専門学校で、私が担当していた生徒が、今の私の職場の窓口に来た。
私がこの学校で初めて担当した生徒でもあり、とても懐かしい。
最初は、わけのわからない若者たちをどう扱っていけばいいのか、迷った。
イマドキの子というのが、得体のしれない生き物のような先入観を持っていた。でも、みんなかわいい普通の子たちだった。
彼女たち(数人彼ら)は、それぞれにカタカナ名前を付けて呼んでいた。私まで名前をもらった。
私の名前は、カシス。
今日ここに来た子は、レベッカ。本名は忘れても、カタカナは覚えていた。
他の子は元気かと聞いたら、今度ソリティアに会うと言っていた。
結婚した子の中に、エナメルという子がいた。彼は、成城を「ナリシロ」と自信をもって読んでいた。私の編み物すきを知って、2年生で担当が変わると知って、「なーんだ、セーター編んでもらおうと思ったのに」などと、ツボなことを言って、私を感動させた。
医療系の学校だったから、病院に就職した子も多く、レベッカは、ずっと同じ職場でがんばっていた。立派だと思ったから、ほめた。
最後に写真まで撮られてしまった。
カタカナ名前たちは、こうして、大人になっていた。
よくここで海の見える職場と記していた専門学校で、私が担当していた生徒が、今の私の職場の窓口に来た。
私がこの学校で初めて担当した生徒でもあり、とても懐かしい。
最初は、わけのわからない若者たちをどう扱っていけばいいのか、迷った。
イマドキの子というのが、得体のしれない生き物のような先入観を持っていた。でも、みんなかわいい普通の子たちだった。
彼女たち(数人彼ら)は、それぞれにカタカナ名前を付けて呼んでいた。私まで名前をもらった。
私の名前は、カシス。
今日ここに来た子は、レベッカ。本名は忘れても、カタカナは覚えていた。
他の子は元気かと聞いたら、今度ソリティアに会うと言っていた。
結婚した子の中に、エナメルという子がいた。彼は、成城を「ナリシロ」と自信をもって読んでいた。私の編み物すきを知って、2年生で担当が変わると知って、「なーんだ、セーター編んでもらおうと思ったのに」などと、ツボなことを言って、私を感動させた。
医療系の学校だったから、病院に就職した子も多く、レベッカは、ずっと同じ職場でがんばっていた。立派だと思ったから、ほめた。
最後に写真まで撮られてしまった。
カタカナ名前たちは、こうして、大人になっていた。
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