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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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昨日は、ご近所のバイオリンの先生のコンサートに行った。ちょっとバイオリンは飽きてきたけど、お正月は、ピアノデュオのご夫婦の演奏もあるのでそちらを見に行ったような。
ホテルのホールを使うので、丸テーブルで、まるで結婚式のように、つながりのある人、知り合いが同じテーブルになるように、主催者側が考えてくださっている。
といっても、コンサートも回を重ねると、近所の人もあまり来なくなる。
私のテーブルは、他は知り合いだったようだけど、私は知っている人がいなかった。
一応考えてくださっているのに言うのもなんだけど、私がピアノを弾くことを知っているだろうに、いつも右側の席になっていて、もうちょっとなぁと思う。

そういえば、客の中に、昔私が勤めていた金融機関の今から2代ほど前のトップがいた。
しばらくは創始者の同族がトップになっていて、この人もその一人だった。
私はここをやめて、弁護士と長く仕事をした後、パソコンの学校の仕事に変わった。
パソコンの学校のボスは、「私が一番です」と、自分自慢が好きな人だった。いつも「私に任せなさい」と言っては、失敗していたけど、失敗に気づかない人でもあった。
そして、彼は、お偉いさんとつながっていることを自分のステータスにしていて、政治家と写真を撮った時の自分の位置を「私だけがここに座れた」と偉そうに繰り返していた。
その息子も写真好きで、偉い人を自分のステータスにしようと虚勢を張っていた。
そこに、上金融機関から何の用だかわからないけど、連絡があって、見学に行くと言われたとかで、息子はドヤ顔だった。
ここのトップが来る。トップらしい風格のある人が来るはずだと私たちにドヤドヤ言っていたが、私は、トップが小さいおっちゃんだと知っていたので、他のスタッフにそれを話して、プププと笑いあっていた。たぶん息子はトップの風貌に「あれ?」だっただろう。
結局何しに来たんだかわからなかった。
なんでも解釈が自分流で、自分が取り入れたソフトのメーカーに登録したら、メーカーから人が見学に来るとドヤドヤ言ってたけど、単に、もっと使ってくれと売り込みに来ただけだった。
息子の代でこの学校はつぶれた。

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