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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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私が昨日残念な結果に終わってしまったけど、山中教授のジョギング時につけるべきマスクに関する意見は、「危険を回避するため気を付けるべきこと」として、私は受け取った。
私は、一人で走っている。そして、すれ違うランナーのほとんどが一人で、マスクなし、カバーなしだと、確かに、呼吸がもろで、対策が必要かもしれないと思っていた。
ゆえに、自分は良い方法が見つかっていないけど、必要なことだと思った。
ところが、これも、ネットに、著名な人(?)から、「この意見だと、対策をすれば大勢群れて走ってもよいと受け取れる」とあった。
結局、人のため、病のため、危険意識云々で、述べられたことも、こんな風に受け取られ、堂々と「反論」されてしまう。

親が命の宣告を受けたとき、そして看取った後、後悔が山ほどあって、周囲からの、「こっちの病院にしていたら・・・」「もっと他の方法が・・・」「こうすればよかった」
そんな言葉の一つ一つが刺さって痛かった。
やり場のない、持って行き所のない気持ちの整理がつくまでは。
舛添なにがしかの、「こうしていたら手遅れにならなかったのに」「誰の責任」発言は、その正否ではなく、
今の結果を受け止めなければならない家族にとっては、「こうしなかったから、できなかったから手遅れになってしまった」
と思わされるのは痛い。
その責任のありかを問いたいがゆえに、無理やり、亡くなったばかりの家族をたとえて欲しくない。
どうしても言いたいなら、他の方法でお願いしたいと思った。

昨日、銀行のATMを利用するため、並んでいて気付いた。
この銀行は、ATMの数が結構多く、待ちスペースも広い。たくさんの人が並んでいて、蛇行して並ぶよう区切られている。
最近はお約束のように、人との間隔が開くよう、テープが張られている。
ただ、蛇行しているため、右向きに進む人、折れて、左に進む人それぞれにテープの位置に立つと、横に並んでしまう。明らかにテープの位置が同じだから、そうなってしまう。
私は待っている間、そのテープを見ていた。
どうしてこれでいいと思ったんだろう。前後に間隔があけば、左右は並んでもよいというのか。並んでいる人間のことではなく、「お約束」だけではないのかと思った。

誰もがルールに迷っている。100人が100人ともそれに賛同ということはないだろうけど、一つとして「受け入れる構え」もなくなってきているような気がする。

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