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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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先日、出入りしている市の人が、私が奥さんと中学の同級生だと言われて、名前を聞いても思い出さなかったという話をここでした。
今日、改めてその方と話をしていて、思い出した。
思い出すと、いきなりいろんなことが頭に浮かんできた。
背の高い色の白いぽっちゃりした人で、はきはきしていて、私のような地味キャラと違って、それなりに人気のある人だった。

私は風紀委員だったことがあって、下校時間を過ぎても帰らないやつをチェックして、部活統計を取ったことがある。彼女は、声楽部で、部活で下校が遅れたわけではなく、友達としゃべっていて帰り損ねて、私につかまった。わかっていたけど、部活を聞いたら、「帰宅部」と答えた。でも私は、声楽部として人数を出した・・という、非常に私は嫌な奴だった。
さらに嫌な奴の話題は続く。
人気のある人というのは、クラスの役員も受けたりして、なんとなく頭のいい人を思い浮かべる。私はそう思っていた。
私は、県立高校を目指していて、彼女も同様だった。さらに、私立併願も同じだった。
受験した私立は、試験だけは難しく、特に数学は、難しいが、1問だけサービス問題があるから、それができれば良いと言われていた。確かに難しかった。サービスと言っても連立方程式だった。
それがどうだったかはわからないものの、彼女は、滑り止めのはずのこの私立に補欠で合格した。そのあとが本命の県立で、結局、落ちた。私たちが受験した時は、いつもより少し倍率が高く、うちの中学は10人ほどの不合格者を出した。ほとんど合格する年もあるのに、運が悪かったとも言える。
結局、補欠合格の私立に行くことになった彼女に、入学式の時に、駅であった。同じクラスになったことがなかったので、顔を合わせただけ。
お互い新しい制服を着ていた。私は、母と一緒だった。
私は、彼女をみて「どや顔」になった。それは、母からも言われたから、確かに「どや顔」だったのだ。
地味だった私は、ここで自分を誇示して、「どうた」という顔になった。
おそらく挫折を味わったであろう彼女に対して、これである。

声楽部だった彼女は、今も合唱団に所属していて、うちの職場にある練習場所を使っていると今日聞いた。
さて、彼女は私のことをどこで同級生と認識したのだろう。
どちらにしても、彼女にとって私の記憶って、どんなものだろう。

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