Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
隣の解体工事が終わって、更地になったけど、まだそこがどうなるのか近所の人も知らない。時々、業者が来ている。
今日は、2人ほど職人さんがいて、そのうちの一人が、買い物から帰った私に、
「おばあさんは元気ですか(正確には覚えてないけど、とにかくおばあさん)」
と聞いてきた。その人が誰だか分らなかったので、果たしておばあさんと言うのが、私のおばあちゃんのことなのか、それともかーさんのことなのか分からず、
「えーと、おばあさんって、私の母ですか。」
と聞いたら、
「たぶんそう。いい人でした」
という。
「いい人って言われて、それは母ですって言ったら、なんだかおかしいですねぇハハハ。亡くなりました」
と答えた。
かーさんは、私と違ってほとんどの人から「いい人」と言われていた(注:私は「悪い人」ではないと思いますが、「嫌な人」です)。
聞けば、古い我が家の塗装をしたことがあって、以前同じ町内に住んでいたという。
そこで、なんとなくわかった。私がまだ若いころ、確かに近所の人に塗装してもらった。そのころはこの人も若かった。もしそうだとすると、「いい人」であるかーさんが、彼のことを、「塗装をするとき、吹き付けをしているのに口を開けて作業をしている」とか、その後、「別の彼女ができて、離婚してどこかに行っちゃった」とか、そんなことを言っていた。口を開けては本当かもしれないけど、それ以外は、よくわからない。少なくとも、今も塗装の仕事はしているようで、隣の店の解体によって、丸見えになった住宅部の壁がだいぶ汚いのでその仕事を請け負ったとのことだった。
私もそうだけど、彼も若いころは、それほどおしゃべりではなかったけど、こうして歳を食うと、おしゃべりができるようになるんだなと思った。懐かしさもあったんだろうけど。
それにしても、この人が、我が家の作業をしたころは、少なくとも、かーさんは「おばあさん」ではなかった。
では、なぜおばあさんと言ったか。私が歳を取っていたので、その母親だからおばあさんになっていると思ったか、自分がおじさんになったから、それに比例してかーさんも歳食っただろうと思ったか。それとも、あのころからかーさんのことを「おばあさん」と本当に思っていたか(それはいくらなんでも)。
今日は、2人ほど職人さんがいて、そのうちの一人が、買い物から帰った私に、
「おばあさんは元気ですか(正確には覚えてないけど、とにかくおばあさん)」
と聞いてきた。その人が誰だか分らなかったので、果たしておばあさんと言うのが、私のおばあちゃんのことなのか、それともかーさんのことなのか分からず、
「えーと、おばあさんって、私の母ですか。」
と聞いたら、
「たぶんそう。いい人でした」
という。
「いい人って言われて、それは母ですって言ったら、なんだかおかしいですねぇハハハ。亡くなりました」
と答えた。
かーさんは、私と違ってほとんどの人から「いい人」と言われていた(注:私は「悪い人」ではないと思いますが、「嫌な人」です)。
聞けば、古い我が家の塗装をしたことがあって、以前同じ町内に住んでいたという。
そこで、なんとなくわかった。私がまだ若いころ、確かに近所の人に塗装してもらった。そのころはこの人も若かった。もしそうだとすると、「いい人」であるかーさんが、彼のことを、「塗装をするとき、吹き付けをしているのに口を開けて作業をしている」とか、その後、「別の彼女ができて、離婚してどこかに行っちゃった」とか、そんなことを言っていた。口を開けては本当かもしれないけど、それ以外は、よくわからない。少なくとも、今も塗装の仕事はしているようで、隣の店の解体によって、丸見えになった住宅部の壁がだいぶ汚いのでその仕事を請け負ったとのことだった。
私もそうだけど、彼も若いころは、それほどおしゃべりではなかったけど、こうして歳を食うと、おしゃべりができるようになるんだなと思った。懐かしさもあったんだろうけど。
それにしても、この人が、我が家の作業をしたころは、少なくとも、かーさんは「おばあさん」ではなかった。
では、なぜおばあさんと言ったか。私が歳を取っていたので、その母親だからおばあさんになっていると思ったか、自分がおじさんになったから、それに比例してかーさんも歳食っただろうと思ったか。それとも、あのころからかーさんのことを「おばあさん」と本当に思っていたか(それはいくらなんでも)。
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