2021/04/27 (Tue) 変える

仕事が休みだし、朝からの予定もないしで、８時過ぎまで寝ていたら、インターホンで起こされた。頭が整っていなかったので、出られなかった。
たまにすごく早い時間に荷物が届くことがあるから、ポイント交換で選んだ品が来たんだろうか、もしそうなら、ポストに不在票が入っているかもしれないとそんなことを考えながら、新聞を取りに行ったら、外に隣の家の関係の工事関係者が立っていた。
たぶん「なんだいたのか」と思われただろうなと思い、
「うちにいらっしゃいましたか」
と聞いたら、１時間半ほど通行止めになると言う。
歩行者は通れると言うので、だったら問題ないと答えた。まぁ問題あると言われても困るだろうけど。
１０時過ぎに買い物に出るときは、工事の道は通らなかったけど、帰りに通ろうとしたら、歩行者も通れそうもない。
結構重い荷物を持っていたので、なんだよと思いながら、朝とは別のところに立っている工事の人に、歩行者は通れるか聞いたら通れないと言う。
仕方なく遠回りしかけて、荷物を持ったままもう一度戻って
「さっき逆側に立ってる人に聞いたら歩行者は通れると言ってましたよ」
と言っておいた。こういう時に、言わずにおけない特性を持った生き物なのだ私は。
どーせそんなことは、面倒な婆が文句を言っていた程度だろう、誰にも伝えないだろうと思い、家の前にいる人に、もう一度
「あちら側の人にも伝えたけど、さっき、歩行者通れるっておっしゃったでしょ。通れないですよ」
と再度伝えた。一応「すみません」と言われた。

家に入って、重い荷物を置いてパン屋に出かけた。
このパン屋は、女の人が一人でやっていて、とても人気がある。想像できるだろうけど、みんな「いかにも天然酵母のパンが好きで、人にやさしく寛容で、ちょっと店の中で子供がいたずらしても、笑っていられる」感じの客が買いに来ているというのが私の見方。
ゆえに、工事の人に文句を言った私は顔を変えて「私は、寛容で、いちいち目くじら立てて、人に文句を言うような生き物ではない」という顔をして、にっこりしながら買い物をして、持参の袋にパンを入れた後は、きちんとトレーを手渡して帰ってきた。