2008/03/15 (Sat) 大正時代の嫁さがし

年に１回の私が通う音楽教室の講師コンサートに行ってきた。
いつもながらこの教室の先生たちは、１人でいろんな楽器を弾く。
これだけいろいろ出来れば、広く浅くでも楽しいだろうなと思う。
ちなみに私の先生はバイオリンだった。
インドのイメージの曲とか言ってたけど、中国だった。どうしてもインドイメージは探せなかったんだろうか。ヨガくらいしかないのかインドって。

で、去年は、私の隣に小さい子供を連れた家族が座っていて、１分と同じ姿勢を保てず、小さいげんこつがいきなり私の前に飛び出てきたりして、落ち着いて聴けなかったんだけど、今年はある意味微妙なじーさんが来てしまった。
この人は、去年、通路をはさんで私のななめ後ろあたりに座っていて、隣の女の人に自己紹介して、自分もその人の名前を聞き出し、それからなんだかんだとしゃべっていた人という鮮明な記憶があった。
そして、今年は、開場前に、椅子に座って、私の動きを観察しているような感じがしていたのだ。
とりあえず、始まる前は無言で、始まったら花粉症や風邪の気配がないのに、マスクをした。
休憩時間になったらいきなり、
「講師コンサートおめでとうございます」
と私に言うのだ。
なぜ、私がお祝いの言葉をいただかなければならないんだろうと思っていると、
「私、〇ワ〇マと言います。お宅は？」
と去年と全く同じパターンの自己紹介が始まった。
仕方なく名乗った。
「私は、この発表会に、今は平成２０年ですが、その前が昭和で、その前から来ています」
って、大正時代から講師コンサートがあったっていうのか？
「前にあった駅前の教室がなくなって、そこにいた〇〇先生とか、△△先生とか・・・」講師の名前は間違っていないけど、大正時代の人たちではない。
「私は独身なんですけど、孫が今１２歳で、だいぶうまくなりましてね」
お孫さんがいるってことは、結婚歴があるってことだろうけど、この人、こうやって、毎年ナンパしてるんじゃないのか？

で、休憩が終わるとまたマスクをしている。
マスクをはずすと、しゃべりだしてしまうから、その予防かもしれない。

ということで、すべてコンサートが終わったところで、
「それでは〇〇さん（私の名前）、さようなら」

ここには、名乗った以外に、私が答えた部分が何にもないみたいだけど、一応「はい」とか「いいえ」とか、一応答えたからさ。