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苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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今月いっぱいで仕事を辞める人に、メールで質問すると、異常に長い返信が返ってくる。
質問に対する答えというより、
「あなたはこれからこれこれこうでなくてはいけないんだからどーのこーの」
がほとんど。
一方的に自分の判断でこちらに仕事を引き継がせようと、思いついたときになんでもって感じで、メールが送られてきていて、これが経営者の目に触れ(なぜ触れたのかなぞ)、あまりにひどいと言って、経営者がこちらにお詫びメールを送ってきたほど。
そして、昨日も質問を送ったら、
「人にパソコンを教える身としてはこうでなくてはならず、その人のスキルや生活環境を即時に判断しなければならないこともあるし、狭い知識でごまかさず、幅広く知識をつけて、この人に教わってよかったと思える人になれ」
というような内容だった。
彼女は平日の昼間を担当している。
そして、彼女のいない夜と土曜日には、彼女から避難してきた難民たちが通ってくる。
たまたま一昨日は、夜の担当者が急きょ休みになってしまい、彼女がやむを得ず担当した。
その結果、被害にあった難民たちは、今日やってくるなり、
「あの人の話を聞いていると怖くて怖くてドキドキして、何をいってもわけがわからない」
「質問すると、前にも言ったでしょって言われるから、何を聞いていいかわからない」
「ほんとにあいつはサイテー」
という。
夜の担当者は、これらの人たちを進んで引き受けた。
私は入りたてだから進んで引き受けたわけではないけど、選ぶのは夜と土曜日しかないから難民は自然と集まった。
確かに、教えなければならない覚えてもらいたいことはたくさんある。でも、彼女が言うように、生活環境とかスキルを即時に判断したら、
「どーしてもカリキュラムどおりにすべて理解させなければならない」
なんてことにはならないはずで、無理やり理解させようとして頭の上から喚き散らせば散らすほど、みんな怖くて耳を覆っている。
自分にも無理やりな時代があった。日々そんな自分が嫌になった。
もちろん彼女はレベルの高い人だから、上を目指して学んでいる人は、彼女を選んでいる。
ただ、上を目指す人は今あまりいない。なぜなら、学校に行けば、そして仕事をするようになれば、自分のやらねばならないスキルは自然と身につくから。
彼女がいなくなったら、難民の1人が言う、
「うちの娘みたいにキーボードを見ないで打てるようになりたいけど、そういう練習できる?」
という望みもかなえたいかなと思う。
なんたって、提案しただけで、
「一生キーボードたたいてなきゃならないからダメ」
って一蹴されちゃったから。

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