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Bitter Cafe

苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記

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ペースは非常に遅いながらも、日々本を読む。
読み終えて、面白かった本は、その気持ちを引きずったまま、次を読み始める。
気持ちを半分切り替えつつ、まだどこかで余韻にひたりつつなところから、やがて、完全に次へと向かう。そんな感じがわりと好き。

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読んでみたいなと思う本があると、とりあえず買って積んでおいて、順番に読んでいく。正確には、映画やテレビドラマになるような作品は、順番を飛ばして先に読む。ネタばれが多かったり、ドラマは見たかったりするから。
最近、自分の選んだ本に「はずれ」が少ない気がする。あくまでも自分判断だけど。
以前、お花の先生が、ハッピーエンドでないと読まないとか映画も見ないとか、地上波で映画を見ていても、終わりがどんよりしてくると最後まで見られないとか言っていたので、うちの職場の人に言ったら「そーいう人はディズニー映画だけ見ていればよい」と言ったという話を何度かここでした。
先生は、この歳になるとそーなる云々言う。私も以前ほど、ヒリヒリするようなものとかホラーとか選ばなくなった本もある。ただ、年齢による経験値だけで、ハッピーエンドを選ぶってのもちょっと違うかなぁと思う。先生の育った環境とか経験云々を考えると、まぁ「少ない人」だなぁと思うし、背けてばかりいると「少ないまま」終わっちゃうなとも思う。だから読めってことではないけど。
私は、自分の人生の中で、もっともハッピーでないエンドは、両親を亡くしたことだと思っている。

さらに、先生は、私がピアノの発表会で緊張したとかというと、いつも「私は何も緊張したことがない」などという。出たがりな人だから、テレビ云々のなんだかんだで、自分の専門分野的なことを語るについて「緊張しない」という。
以前、歩いていたらいきなりインタビューされて、住む町をどう思うかと聞かれ、最初の一言が、誰もが言うようなことになった。その最初の一言を先生にはなしたら「ありきたりね」と言われた。そりゃー突然インタビューされて、ホイホイ言葉が出てくる人もいるだろうけど、そう簡単じゃねーよと思った。あんたはインタビューされることがわかっているからだろと言ってやった(注:先生なので「あんたは」とは言わなかったけど)。
話は「緊張しない」にもどる。なかなかシチュエーションの理解できない先生なので、今度言ってみようと思う。
もし、先生が皿回しの教室に行っていて、皿を20枚5分回し続けるという人から見られる課題を与えられて、1年間練習し続けて、成功率は7割だとしても緊張しないかどうか。

それにしても私ってどうしてこう、いじわるなんだろう。

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日々本を読む。この頃、感情移入著しい。
終わりもやもやだったりすることもあるけど、私にとって本の影響力は大きい。
ハッピーエンドじゃなきゃ読まない読めないって言ってた、どこぞのお花の先生がいたけど、毎日の自分を思えば、やっぱりそれだけじゃない。それだけじゃないから、生きていることを実感できる。まぁ人それぞれだけど、ディズニーだけじゃ世の中おもしろくない。

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買ってる本はほとんど文庫本で、読み終わってある程度たまると売る。
当然買取値段は大したことがないけど、これは案外いけるのねってのもある。
ただ、自分が面白かったとか感動したとか好きな作家だったりってのは、査定が低い。
需要と反比例するような本を読んでいるらしい。

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何度もこんな話をしたような気がするけど・・・。
いつの頃からか私は本が好きになり、文庫本常時20冊ほど積んである。
読みたい本を見つけると買って、積んでいくけど、読むペースが遅いので、買ったことすら忘れたころに、読んでいる。
だったら、読んでから買えよってことだろうけど、「これっ」と思った時に、買っておかないと、なんだったかわからなくなって、本屋の文庫コーナーからこれを探し出すことは二度とできなくなる。
二度とできない程度に忘れるなら、やっぱり買わなくてもいいんじゃないかってことか。

ヒリヒリするようなストーリーは、辟易するので、だいたいなんとなーくな感じとか、自分だったらどうだろうかとちょっと置き換えられるような感じとか、人ってこうだよね的な感じが好きで、桂望実さんが最近かなりのお気に入り。
自分が法律関係の仕事をしていたから、それに付随するような話は、相当気持ちが動かされたり、読後感に浸ったりする。
映画は見てないけど嫌な女とか、ちょっと前に読み終えた手の中の天秤とか、これは系統が違うけど頼むからほっといてくれとか、余分な笑いを含まないまっすぐなやつがいい。

こうして、好きな作家を見つけたり、新聞の書評読んでメモ持って本屋に行って、探している自分もわりと好きかな。

これからも本も物語も積んでいこう。

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