Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
去年まで来ていただいていた調律師さんが、突然亡くなって、新しい方がいらした。
近所の人が同じところに依頼していたので、事前の話によると、とてもよかったということだった。
その中に鍵盤をはずして云々というのがあって、イベントホールにいる私は、以前、ホールのお高いピアノを削った人がいるという話を聞いていたので、この人そこまでしないだろうなと、ちょっと心配になった。
ニコニコした小柄年配の人だった。
去年まで、1時間程度だったので、そんなもんかなと思っていたら、まず、音を整えていただいた後、ハンマーの位置がずれているところを直して、それから鍵盤を全部はずして、掃除機(我が家所有)で掃除して、濡れタオル(我が家所有)で、足(もちろんピアノの)まで拭いてくださった。所要時間2時間半。
ハンマーを削ったりはしなかった。
調律より工房にいるという話だったので、なんとなく納得した。
位置を調整したので、今までと違う位置にハンマーが当たるから、しばらくは音が違うけど、やがて直ると言われた。
確かに音が部分的に違う。
我が家のピアノは音が固いので、こっちの方がいいような気もするけど、あまりよくわからない。
高音は弱音ペダルが効かず、直しても直らなかった。布が足りないようだ。
買ったばかりの頃、効かなくなって、我が家に勝手な判断で職人のピアノを買わせ、後に絶縁関係になった素人が、ワイヤーの錆が原因だと言って、歯ブラシで磨いてたけど、弱音ペダルとどう関係があったか不明。
弱音はあまり使わないので、寸足らずの布でも問題ないと私は言った。
そんなこんなの話をしているときに電話がかかってきて、いらなくなった物リサイクルと言い出したので「いらない」と言って切った(ホントは、「いらない」ではない「ない」と言うべきだったと思う)。もう一度かかってきて、出たら切れたから、同じ奴が間違えたのだろう。
丁寧に話していたのに、いきなり「いらない」でぼろが出た私。
ぼろと言えば、調律の人、HPに顔が乗っていると、先に調律した近所の人が言っていたので、探したら、所属会社のHPには載ってなかったけど、SNSが見つかった。
日本のみならず海外の噂の人に対して、皮肉をぶつけていた。
こういうのが「裏の顔」のようで、ニコニコに失望した。
こんなやつには「いらない」と答える私で充分かもしれない。
いらないタオルだろうと、くしゃくしゃ置きっぱなしもよろしくない。
最初は「調律の方」ではじまって「奴」で終わり。
来年もよろしくね。
近所の人が同じところに依頼していたので、事前の話によると、とてもよかったということだった。
その中に鍵盤をはずして云々というのがあって、イベントホールにいる私は、以前、ホールのお高いピアノを削った人がいるという話を聞いていたので、この人そこまでしないだろうなと、ちょっと心配になった。
ニコニコした小柄年配の人だった。
去年まで、1時間程度だったので、そんなもんかなと思っていたら、まず、音を整えていただいた後、ハンマーの位置がずれているところを直して、それから鍵盤を全部はずして、掃除機(我が家所有)で掃除して、濡れタオル(我が家所有)で、足(もちろんピアノの)まで拭いてくださった。所要時間2時間半。
ハンマーを削ったりはしなかった。
調律より工房にいるという話だったので、なんとなく納得した。
位置を調整したので、今までと違う位置にハンマーが当たるから、しばらくは音が違うけど、やがて直ると言われた。
確かに音が部分的に違う。
我が家のピアノは音が固いので、こっちの方がいいような気もするけど、あまりよくわからない。
高音は弱音ペダルが効かず、直しても直らなかった。布が足りないようだ。
買ったばかりの頃、効かなくなって、我が家に勝手な判断で職人のピアノを買わせ、後に絶縁関係になった素人が、ワイヤーの錆が原因だと言って、歯ブラシで磨いてたけど、弱音ペダルとどう関係があったか不明。
弱音はあまり使わないので、寸足らずの布でも問題ないと私は言った。
そんなこんなの話をしているときに電話がかかってきて、いらなくなった物リサイクルと言い出したので「いらない」と言って切った(ホントは、「いらない」ではない「ない」と言うべきだったと思う)。もう一度かかってきて、出たら切れたから、同じ奴が間違えたのだろう。
丁寧に話していたのに、いきなり「いらない」でぼろが出た私。
ぼろと言えば、調律の人、HPに顔が乗っていると、先に調律した近所の人が言っていたので、探したら、所属会社のHPには載ってなかったけど、SNSが見つかった。
日本のみならず海外の噂の人に対して、皮肉をぶつけていた。
こういうのが「裏の顔」のようで、ニコニコに失望した。
こんなやつには「いらない」と答える私で充分かもしれない。
いらないタオルだろうと、くしゃくしゃ置きっぱなしもよろしくない。
最初は「調律の方」ではじまって「奴」で終わり。
来年もよろしくね。
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最近、発表会の調子がよくない。
2~3年に1回は、何とかなっていたのに、このところどうにもならない。
今日はレッスンに言ったら、以前2回ほど連弾したパートナーが、私が以前発表会でまぁまぁな評価だった曲を、聴きたいと言っていたと、先生から聞いた。
私がこの曲を弾いたとき、彼女は出ていなかった。
さらに、彼女は2年ほど前、私が出なかった冬の発表会でこの曲を弾いている。
私より格段にスキルの高い彼女だけど、表現することがとても苦手で、この曲は、スキルより表現を求められる曲なので、うまくいかなかったらしい。そこで、先生評価の高かった過去の私の演奏を聴きたいらしいけど、少なくとも私は、うまく弾けた曲を、もう1回弾いて、失敗したくない。思い出を自分で汚したくない。
と、先生に言った。
彼女は、うまく弾けた曲を繰り返し発表会で弾くと言っているらしい。
人それぞれだけど、めずらしいと思う。
私は、今の先生ではないけど、以前、先生と連弾した曲をソロで弾いたことはある。でも、これとは違う。
家に帰ってきたら、彼女からメールが来て、次々回で弾いて欲しいという。
困る。とても困る。少なくとも今の私に、同じように弾ける自信は全くないし、同じ曲でモチベーションを上げることはできない。無駄なピアノライフはおくりたくない。
お断りするしかない。
2~3年に1回は、何とかなっていたのに、このところどうにもならない。
今日はレッスンに言ったら、以前2回ほど連弾したパートナーが、私が以前発表会でまぁまぁな評価だった曲を、聴きたいと言っていたと、先生から聞いた。
私がこの曲を弾いたとき、彼女は出ていなかった。
さらに、彼女は2年ほど前、私が出なかった冬の発表会でこの曲を弾いている。
私より格段にスキルの高い彼女だけど、表現することがとても苦手で、この曲は、スキルより表現を求められる曲なので、うまくいかなかったらしい。そこで、先生評価の高かった過去の私の演奏を聴きたいらしいけど、少なくとも私は、うまく弾けた曲を、もう1回弾いて、失敗したくない。思い出を自分で汚したくない。
と、先生に言った。
彼女は、うまく弾けた曲を繰り返し発表会で弾くと言っているらしい。
人それぞれだけど、めずらしいと思う。
私は、今の先生ではないけど、以前、先生と連弾した曲をソロで弾いたことはある。でも、これとは違う。
家に帰ってきたら、彼女からメールが来て、次々回で弾いて欲しいという。
困る。とても困る。少なくとも今の私に、同じように弾ける自信は全くないし、同じ曲でモチベーションを上げることはできない。無駄なピアノライフはおくりたくない。
お断りするしかない。
発表会終了。
今回は、大人の部に高校生も混ざったし、歌も楽器一緒くたで、さらに感染症対策も緩和され、細かいグループ分けもなされず、いつもより人数が多い。
ということで出演者に新しい顔もいて、大人の部にしては、観覧者も信じられないほど多くて、たまげた。
私の順番が、難易度の高い曲演奏者が集まる最後の5人の真ん中で、この順番を知った時から、じわじわ緊張は始まっていたというのに、この人数。
出かける前に、最後に弾いておこうと思ったら、わけがわからないほど弾けなくて、より一層不安。
開演前の写真撮影に遅れてきた出演者に、撮影待ち状態で私の隣にいた婆が、「ブーイングだわ、ブーイングだわ」を一人で繰り返していて、嫌な奴だなと思った。しかも同じ苗字。
さて、開演、皆さんほどよく間違えたり止まったり。
私の前のベテランも同様。私は、初めて発表会に出たとき、この人の演奏を聴いて「こんなうまい人がいるんだ」と思っていたので、彼女が私の前で演奏しているということが、いまだに不思議でならない。余談だけど、この人立ち姿がとても色っぽくて、大正時代の絵画に出てくる妖艶な女性という感じ。
そして私。えーい、弾いてやれってな勢いのあるところと、わちゃわちゃとの繰り返し。
少なくとも去年一昨年より、ちょっとマシ。
私の後の高校生はうまかったけど、最後の人は、いつもとても上手なのに、今回は少しコケた。前半最後に同じ曲の高校生男子が、すげーうまかったから、飲まれた感じもする。
ということで、みなさんの間違いに助けられ、目立たず、埋まった。
みんな緊張する。ただし、人の緊張具合を覗き見ることができない。
私は、なんでこんなに弱いんだろうと思うほど緊張している。終わって席に戻ると両脇腹がずーんと痛くなって、毎回、このまま立てずに死んでしまうんじゃないかと思うほど(不健康な趣味)。
それでも弾いた。そう思えば、弾けた自分をほめるしかない。
まぁ、最終的に高校生2人に持っていかれて、大人はみんな横並び。
今回は、大人の部に高校生も混ざったし、歌も楽器一緒くたで、さらに感染症対策も緩和され、細かいグループ分けもなされず、いつもより人数が多い。
ということで出演者に新しい顔もいて、大人の部にしては、観覧者も信じられないほど多くて、たまげた。
私の順番が、難易度の高い曲演奏者が集まる最後の5人の真ん中で、この順番を知った時から、じわじわ緊張は始まっていたというのに、この人数。
出かける前に、最後に弾いておこうと思ったら、わけがわからないほど弾けなくて、より一層不安。
開演前の写真撮影に遅れてきた出演者に、撮影待ち状態で私の隣にいた婆が、「ブーイングだわ、ブーイングだわ」を一人で繰り返していて、嫌な奴だなと思った。しかも同じ苗字。
さて、開演、皆さんほどよく間違えたり止まったり。
私の前のベテランも同様。私は、初めて発表会に出たとき、この人の演奏を聴いて「こんなうまい人がいるんだ」と思っていたので、彼女が私の前で演奏しているということが、いまだに不思議でならない。余談だけど、この人立ち姿がとても色っぽくて、大正時代の絵画に出てくる妖艶な女性という感じ。
そして私。えーい、弾いてやれってな勢いのあるところと、わちゃわちゃとの繰り返し。
少なくとも去年一昨年より、ちょっとマシ。
私の後の高校生はうまかったけど、最後の人は、いつもとても上手なのに、今回は少しコケた。前半最後に同じ曲の高校生男子が、すげーうまかったから、飲まれた感じもする。
ということで、みなさんの間違いに助けられ、目立たず、埋まった。
みんな緊張する。ただし、人の緊張具合を覗き見ることができない。
私は、なんでこんなに弱いんだろうと思うほど緊張している。終わって席に戻ると両脇腹がずーんと痛くなって、毎回、このまま立てずに死んでしまうんじゃないかと思うほど(不健康な趣味)。
それでも弾いた。そう思えば、弾けた自分をほめるしかない。
まぁ、最終的に高校生2人に持っていかれて、大人はみんな横並び。

