Bitter Cafe
苦くて渋くて辛くて酸っぱい日記
うちの会社は、マスコミ・報道関係の会社の系列で、それなりに福利厚生がしっかりしているから、契約社員の私でも恩恵を被ったりする。
会社そのものが健康管理施設を持っていて、みんなここで健康診断とか人間ドッグを受けることができる。
私は歳を食っているので、「健康診断」ではなく「人間ドッグ」を受診した。
施設には電車で１時間、さらにバス１０分という距離がある。
１つのバス停で経由が２種類あって、それに合わせて、２列に並んでるけど、さて、どちらがどちら経由かなんてさっぱりわからないから、並んでいる人に聞かなければならない。でも、その人が私と同じところに行かない場合は、あいまいな答えしか返ってこないし、案内があるわけでもないし、列を作る人たちの暗黙のルールのようで、「こーいうのって、初めての人にとっては、スゲーめーわくだよなぁ」と思った。そんなこんなで、１バス乗り遅れ、さらに現地で迷った。
ここの本社は、以前何回か来たことがあって、その建物はわかる。でも健康管理センターがわからない。雨の中右往左往して、ここで本社の社員らしきおじさんに聞いてみた。
あら・・・アナウンサーじゃないの。
私ってば、知らずに声かけてしまった。
ベテランで声の素敵なこの人が、大層親切に教えてくださったおかげで、行きつくことができた。
澤〇アナ、ありがとぉございました。
そんなこんなでかなり時間を食って到着したんで、すでに人がいっぱいいた。
何と言ってもメインイベントは胃カメラ。
去年、逆流性食道炎の確定診断のためにかかりつけ医のところで受けているけど、怖がりなので、やる前にいろいろ注文を付けたりしたので、終わった後、看護士さん一人一人から「おとなしかったね」とか「えらかったね」みたいなことを言われて、私ってそんなに大騒ぎだったんだろうかと改めて反省したことがある。
その時は、麻酔で眠れると思ったらただの鎮静剤だったから、頭はすっきりクリアで、カメラが喉を通過するときはゲホゲホしてカメラが口からとび出そうだった。でも、一旦飲み込んじゃうと、案外なんともなくて、自分の内臓は鈍感なのかもしれないと思っていた。
今回は、いくらなんでも大騒ぎするわけにはいかないし、毎回うまくいくとも限らず、さらに医者の腕ってものもあるだろうから、ちょっとでも楽をしたくて経鼻をチョイスした。麻酔コースはないから仕方がない。
エコー検査だの身長体重だの血液だのの後、「内視鏡に行ってください」と言われて、「ついに来たか」の気分で出向いた。
鼻の中を広げる薬を噴霧され麻酔を飲み込だりと結構嫌なものを鼻に突っ込まれて、待っていると、先に終わったおっさんが、次のおばさんと知り合いらしく、
「前よりはちょっと楽だったよ。それでも何回かオエオエしたけどさ」
なんて話をしている。この人、口からだろうかそれとも鼻でもそんなにつらいんだろうかとビビる。
さて、いよいよ私だ。
医者が妙に若い。どう見ても２０代で、こいつ研修医じゃねーの、へたくそなんじゃねーのと私の顔が曇る。
それ以外に２人助手がついている。
口からの時は最初から目を閉じていたので、どんな大きさかわからなかったけど、今回は細いのをまず見た。鼻からスルんと入って、喉を通過した。案外なんともなかった。
「はい、もう喉入っちゃいましたからねぇ」
と言われ、ここまでくればなんともないだろうと思っていたら、空気を入れるのなんので、これが結構しんどい。
助手二名が、まるで陣痛に耐える妊婦を励ますように、私の背中をさすってくれる。なんだかものすごいことに耐えているような気がしてきた。
時間的にも結構長く感じられた。その割に出てきた写真は少なかった。
もう逆流はばれるだろうと思って、もらっている薬のリストまで持って行って白状したのに、薬のおかげで炎症が少なくなっていたらしい。だったら黙ってればよかったかもしれない。
終わってからしばらく鼻がズビズビして、空気の抜けたおなかが鳴った。
ということで、あっちだこっちだ部屋を回って、最後の診察を終えたらすでに１３時を回っていた。もう１つ別の建物で歯科検診というのを受けなければならないことになっていたけど、これが１４時からだという。
本来ドッグは１２時半終了のはずなんだけど・・・。
朝から何も食べずに１４時からといっても診察は私だけではないからすぐにやってもらえるわけでもないよなと考える。では食事をすると・・・歯ブラシを持ってこなかったし。
しかも私は一昨日歯科検診を受けていて、クリーニングも終えている。
「また別の日に出直すか、昼を済ませて歯を磨かずにやるか、空腹のまま待ってもらうか」
という、どれも困った選択だった。
別の日って言ったって、また、仕事やりくりしなければならないし、もう交通費ももらえないし、だいたい電車１時間バス１０分だからさ。
ってことで、結局、キャンセルでもいいということになって、歯科は今回やらずに終えた。
やっと昼食を取って、さらに甘い物食って、それまでの空腹を完全に取り戻した後、買い物したけど、やっぱりこれだけいろんなことやってるとすっかり疲れてしまって、帰りの電車は半分以上寝ていた。
若いうちはこんなに盛りだくさんの検査受けなくてよかったんだよねぇ。
それにしても、雪だったり雨だったり、まったく私は降らせるねぇ。
会社そのものが健康管理施設を持っていて、みんなここで健康診断とか人間ドッグを受けることができる。
私は歳を食っているので、「健康診断」ではなく「人間ドッグ」を受診した。
施設には電車で１時間、さらにバス１０分という距離がある。
１つのバス停で経由が２種類あって、それに合わせて、２列に並んでるけど、さて、どちらがどちら経由かなんてさっぱりわからないから、並んでいる人に聞かなければならない。でも、その人が私と同じところに行かない場合は、あいまいな答えしか返ってこないし、案内があるわけでもないし、列を作る人たちの暗黙のルールのようで、「こーいうのって、初めての人にとっては、スゲーめーわくだよなぁ」と思った。そんなこんなで、１バス乗り遅れ、さらに現地で迷った。
ここの本社は、以前何回か来たことがあって、その建物はわかる。でも健康管理センターがわからない。雨の中右往左往して、ここで本社の社員らしきおじさんに聞いてみた。
あら・・・アナウンサーじゃないの。
私ってば、知らずに声かけてしまった。
ベテランで声の素敵なこの人が、大層親切に教えてくださったおかげで、行きつくことができた。
澤〇アナ、ありがとぉございました。
そんなこんなでかなり時間を食って到着したんで、すでに人がいっぱいいた。
何と言ってもメインイベントは胃カメラ。
去年、逆流性食道炎の確定診断のためにかかりつけ医のところで受けているけど、怖がりなので、やる前にいろいろ注文を付けたりしたので、終わった後、看護士さん一人一人から「おとなしかったね」とか「えらかったね」みたいなことを言われて、私ってそんなに大騒ぎだったんだろうかと改めて反省したことがある。
その時は、麻酔で眠れると思ったらただの鎮静剤だったから、頭はすっきりクリアで、カメラが喉を通過するときはゲホゲホしてカメラが口からとび出そうだった。でも、一旦飲み込んじゃうと、案外なんともなくて、自分の内臓は鈍感なのかもしれないと思っていた。
今回は、いくらなんでも大騒ぎするわけにはいかないし、毎回うまくいくとも限らず、さらに医者の腕ってものもあるだろうから、ちょっとでも楽をしたくて経鼻をチョイスした。麻酔コースはないから仕方がない。
エコー検査だの身長体重だの血液だのの後、「内視鏡に行ってください」と言われて、「ついに来たか」の気分で出向いた。
鼻の中を広げる薬を噴霧され麻酔を飲み込だりと結構嫌なものを鼻に突っ込まれて、待っていると、先に終わったおっさんが、次のおばさんと知り合いらしく、
「前よりはちょっと楽だったよ。それでも何回かオエオエしたけどさ」
なんて話をしている。この人、口からだろうかそれとも鼻でもそんなにつらいんだろうかとビビる。
さて、いよいよ私だ。
医者が妙に若い。どう見ても２０代で、こいつ研修医じゃねーの、へたくそなんじゃねーのと私の顔が曇る。
それ以外に２人助手がついている。
口からの時は最初から目を閉じていたので、どんな大きさかわからなかったけど、今回は細いのをまず見た。鼻からスルんと入って、喉を通過した。案外なんともなかった。
「はい、もう喉入っちゃいましたからねぇ」
と言われ、ここまでくればなんともないだろうと思っていたら、空気を入れるのなんので、これが結構しんどい。
助手二名が、まるで陣痛に耐える妊婦を励ますように、私の背中をさすってくれる。なんだかものすごいことに耐えているような気がしてきた。
時間的にも結構長く感じられた。その割に出てきた写真は少なかった。
もう逆流はばれるだろうと思って、もらっている薬のリストまで持って行って白状したのに、薬のおかげで炎症が少なくなっていたらしい。だったら黙ってればよかったかもしれない。
終わってからしばらく鼻がズビズビして、空気の抜けたおなかが鳴った。
ということで、あっちだこっちだ部屋を回って、最後の診察を終えたらすでに１３時を回っていた。もう１つ別の建物で歯科検診というのを受けなければならないことになっていたけど、これが１４時からだという。
本来ドッグは１２時半終了のはずなんだけど・・・。
朝から何も食べずに１４時からといっても診察は私だけではないからすぐにやってもらえるわけでもないよなと考える。では食事をすると・・・歯ブラシを持ってこなかったし。
しかも私は一昨日歯科検診を受けていて、クリーニングも終えている。
「また別の日に出直すか、昼を済ませて歯を磨かずにやるか、空腹のまま待ってもらうか」
という、どれも困った選択だった。
別の日って言ったって、また、仕事やりくりしなければならないし、もう交通費ももらえないし、だいたい電車１時間バス１０分だからさ。
ってことで、結局、キャンセルでもいいということになって、歯科は今回やらずに終えた。
やっと昼食を取って、さらに甘い物食って、それまでの空腹を完全に取り戻した後、買い物したけど、やっぱりこれだけいろんなことやってるとすっかり疲れてしまって、帰りの電車は半分以上寝ていた。
若いうちはこんなに盛りだくさんの検査受けなくてよかったんだよねぇ。
それにしても、雪だったり雨だったり、まったく私は降らせるねぇ。
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